野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

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東京でもうひとつ行ってみたかったのが、早稲田大学にある村上春樹ライブラリーである。
本日はまずこいつから行くことにした。
ご存知、大隈重信像。

村上春樹ライブラリーは「国際文学館」の中にある。外観はこんな感じ。

40ヶ国語以上に翻訳されているという村上春樹作品。それらの訳書も含めた著作がずらっと並んでいる。

訳書は、英語ならまだしも、イタリア語とかロシア語、ハングルになるともう、もとの作品が何かわからない。

"After the quake"はたぶん『神の子供たちはみな踊る』だな、とか、"La Ragazza dello Sputnik"は『スプートニクの恋人』かな?(合ってた)でもragazzaって子供って意味だよな、とか、"RANOCCHIO SALVA TOKYO"は表紙にカエルの絵が描かれているし「かえるくん、東京を救う」かな、とかあれこれ推理するのも楽しい。
反対側の壁にも、こちはらはほぼ日本語版だけだが、ずらりと。圧巻ですな。

館内の本を読めるスペースが、そこかしこに設けられれている。

オーディオルームもあって、レコードジャケットも飾られていたり。

「村上さんの書斎」というのもあるのだけど、残念ながら中には入れない。

という感じで、そんなに大きな建物ではないのだけど、楽しくてけっこう長居してしまった。
で、この国際文学館を出ると右手に演劇博物館が見える。

この建物は「坪内逍遙記念館」でもある。ということで坪内逍遙先生の像。

ついでだしここも見ていくか、と入ってみたらこれがまた面白くて。
日本だけでなく世界の、そして古代から中世、近世、現代までのあらゆる芸能・演劇についての展示が見応えあるのだ。
いやあすっかり堪能してしまいました。
ちなみに早稲田大学には10年以上前に仕事で来たことがある。

なのに、なぜかキャンパスの景色にはまったく見覚えがなく、またあの時は確か新大久保から歩いて来たよなーでもそんなんどう考えても無理だろおかしいなあと思っていたら、あの時に来たのは理工学部で、つまり西早稲田キャンパスの方だったのですね。道理でまったく見覚えがないわけだ。

昼飯はベルクで、ホットドッグとエーデルピルス。

ベルクを見つけるのにずいぶん探し回ってしまった。8年前にも来ているのだが、すっかり忘れてしまっている。

次は、妻が行ってみたいというケーキ屋、ラヴィドゥース。

ここでおやつにしましょう、ということで。
喫茶、というよりイートインコーナーかな。ケーキは美味かったけどね。
生クリームはけっこうしっかり目の味で、ちょっとバタークリームに近いぐらい。でもこれくらいが普通なのかもしれない。

それにしても最近のケーキってはずいぶん高いのな。
税込だと平気で700円を超える勢いだ。びっくりだぜ。

次は表参道へ。駅から地上に出た時、なんだかこの景色見覚えがあるなあ、と思ったら、4年前に来ていたのだった。

今回のターゲットは教会でもリストランテでもなく、根津美術館

絵画・彫刻・青銅器・陶磁器、等々のコレクションが展示されている。

ちょうど企画展で「物語る絵画」というのが開催されており、源氏物語平家物語その他の絵巻物が多数。
非常に観応えあったのだが、常設展示で観られたはずの山水図や燕子花図など、いくつかの作品が無かったようで、そこがちと残念。
広大な庭園もなかなかのものでありますが。

ところどころに謎のオブジェがあったり。

根津美術館は建物もよござんすね。結局閉館ギリギリまでいて、それからいったんホテルに戻る。

本日は東京在住のT氏と飲みに行きましょう、ということになっており、どこ行く?じゃ新橋あたりで適当に… などと言っていたのだが、魚金なんか行けたら良いよね、ということでダメ元で電話してもらったら、3名いけます、とのこと。素晴らしい。
ということで、魚金総本店。貫禄ありますな。

いきなりクリームコロッケが運ばれてきたので、いやそんなん注文してへんで、と言ったら、これは付き出しです、と。

うーむ、こいつは一本取られたぜ。
やはり名物の三点盛りはいっとかなあかんよね、ということで。

三点盛りと言いつつ造りは七点あるし貝とか細巻きとか玉子焼きとかどういうこと?てなもんで。
日本酒も半合ずつ片っ端から飲んで、まあエエ塩梅でありました。
魚金恐るべし。