『チーム・バチスタの栄光』を読んだのはずいぶん昔だ。それ以降、「桜宮サーガ」と呼ばれる、あの長大な作品群をあれこれ読んだがものだが、最近はフォローしていない。ちょっと飽きた、というか何を読んでどれを読んでないのか、よくわからんようになるのよな。
その「桜宮サーガ」の作者である海堂尊さんが、チェ・ゲバラの小説を書いたという。
ゲバラについて知っていることは多くない。何やらキューバ革命に関連していた、ぐらいなもんで。そのキューバ革命だって、何がどう革命されたのか、よくわかってない。
けども『バチスタ』シリーズのあの感じでゲバラの伝記(?)が読めるなら、なんだか面白そうじゃないか。
というわけで、まずは『ゲバラ覚醒』。
ああでも、本来は接触がなかったはずの(少なくともそのような記録はない)エバと絡める、というのはすでにミュージカルや映画の『エビータ』てやられていて、後でそれを知った海堂さんが悔しがったのだとか。
まあそういうのは別にしても、ラテンアメリカの歴史を知るのにも良い一冊かも。ややこしくてなかなか頭に入らないけど。
さて次は『ゲバラ漂流』ですな。