野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

「エアチェック」っていうんだぜ

グレイス・ジョーンズの"Nightclubbing"をApple Musicでライブラリに追加して聴いていたのだが、ある日突然ジャケットのアートワークがおかしなことになっていた。
それだけでなく、複数のアルバムに分裂していた。
実はこれ、Apple Musicでは時々見られる現象なのだけど、今回の場合はいつもと少し様子が違う。
よく見ると、"Nightclubbing"というアルバム自体がApple Musicから消えてしまったらしい。それでも何とかライブラリに登録された曲は残そうと、他のベスト盤とかコンピレーション盤から曲をかき集めてきた、ということらしい。だからアートワークは化けてしまうし、アルバム一枚だけではまかないきれないので複数のアルバムがライブラリに現れてしまうわけだ。
まったく、Apple Musicのこういう横暴さには本当にうんざりする。
けたクソ悪いな、と思ってAmazonを見ると、CDはずいぶん安い。
この際だから(どの際だ?)You、CD買っちゃいなよ、というわけで。

Nightclubbing

Nightclubbing

  • アーティスト:Jones, Grace
  • 発売日: 1990/06/15
  • メディア: CD
このアルバム、リリースは1981年か… 初めて見たのはたぶん中学生か高校生ぐらいの時だったと思うが、音より何よりまずあのビジュアルのインパクトに圧倒されたものだ。
もちろんあのサウンドも、ちょっと他で聞いたことのないような異様なもので、でも不思議に惹かれたのが"I've seen that face before (Libertango)"だった。そう、実は「リベルタンゴ」なのだ、この曲は。
けれども当時ピアソラなんて知らないし、そもそもFM番組の曲目にカタカナで書かれていたタイトルは「リバー・タンゴ」だった。
だからこの曲は"River Tango"なのだと、それから20年以上ずっと思っていた。
まったく罪な事をしやがるぜ、FMレコパル。