『もっとも危険なゲーム』を読みたい、と思ったのだが、すでに絶版になっており、Kindle版も無い。
仕方がないので古本を探して購入した。読めない、となったら無性に読みたくなるのが人情ってもんだ。
あと共通して登場するキャラクターとして、ちょっと意味不明な金持ちとか謎の美女なんてのもある。そしてストーリーはちょっとわかりにくい。まあ古い話だからってのもあるのかもしれない。
かといって退屈な話なのかというとそういうわけでもない。ちょっとくたびれた感じの主人公たちの憎まれ口と痩せ我慢は、なかなか味わい深い。
なおタイトルの意味は最初あまり理解していなかったのだが、終盤になってやっと「あ、ゲームってそういう意味か!」と気付いた次第。実は裏表紙に書かれているあらすじ(しかしこれ「あらすじ」って言えるのかな)をちゃんと読めばわかる話なのだけど。ぼーっとしててすんません。