野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

OZでICNへ

本日より韓国に出張である。海外出張は2年前のバレンシア以来ということで、ちょっと久しぶりだ。
今まで関空への移動はだいたいリムジンバスを使っていたのだが、コロナ以来茨木線が運休のままになっている。したがって今回は新大阪からはるかに乗ることにした。
関空に到着しチェックインを済ませ、両替をした。どれほどの現金が必要になるのかわからないが、とりあえず1万円分。あと56円足すとちょうど8万ウォンになります、ということで、10,056円を80,000ウォンに替えた。
さて保安検査場に入ろうとしたら、入り口からさらに長蛇の列が伸びている。その長さたるや、いったん両替所のあたりをぐるっと回ってからさらにチェックインカウンターを越えるほどになっている。結局、保安検査場に入るだけで30〜40分ほども待たされた。コロナで人を解雇して、そのあと観光客は戻って来たけども人は増やしていないから、深刻な人手不足に陥っているのだろう。

さて飛行機は無事に仁川空港に到着した。それからホテルへ移動。本日は社内のWebミーティングがいくつかあるだけなので、ホテルの部屋で参加した。

そして夜。同行者とわたくしの計3名で、ソウル市内に繰り出した。
わたくしにはソウルの土地鑑など皆無であるが、同行者の一人は韓国ネイティブなので、彼に全面的に頼っている。
繁華街の中のアーケードには、屋台がずらっと並んでいる。これが何とも良い感じであるが、しかしちょっと上級者向けでもあるので今回はパスする。

そのアーケードからさらに路地に入ると、これまた何とも言えない雰囲気で、様々な飲食店が並んでいる。

その中のひとつ、タッカンマリを食べさせる店に入った。
すでにこのような状態でテーブルがセットされている。注文を受けたら、火をつけるのだ。

タッカンマリができるまで、キムチをアテにビールを飲み、鍋用のソースを作る。コチュジャン、ニンニク、酢、醤油、辛子、ニラ、を混ぜて作るのだ。
そうこうするうちにタッカンマリができてきた。

美味い。特にこの出汁が何ともいえず美味い。鶏一羽をぶつ切りにしたものを骨ごと入れて煮ているので、そらたまらん味なわけだ。そのまま食べても美味いし、先ほど作ったソースで食べるのもまた良い。
ガイドをしてくれた同行者はハンドルキーパーなので飲めない。タッカンマリを食べたらこの店からは撤収し、いったんホテルまで帰ってから近くの店で飲み直すことにした。
一見ししゃもっぽいが、スケソウダラの稚魚の干物を炙ったものらしい。

コチュジャンまたはマヨネーズをつけて食べると。そらビールに合いますわな。
韓国なかなかオモロいです。