マーカス・ミラーの大阪公演へ行ってきた。
会場はサンケイホールブリーゼ。19時開演なので、少し早めに行って、会場近くの徳田酒店で軽く腹ごしらえなど。
メニューに鱧の天ぷらがあったので注文したら、何だか頼りない感じのおねーちゃん店員が、メニュー見ながら「あゆ… の天ぷらですか?」って。おねーちゃんそれは「あゆ」ではなく「はも」って読むんやで。しっかりせんか。
鶏もも肉の山椒焼きも美味かったな。
徳田酒店って駅前第1〜第4ビル、ルクア、リンクス、ホワイティ、とあちこちにあるけど、どこも少しずつ違っていてなかなか面白いな。第1ビルの店は立ち飲みで、アテはポーション小さめ。使い勝手が良いんでないか。
ビール大びん一本とハイボール一杯で撤収し、会場へ。
マーカス・ミラー、前回Jazz Alleyで観たのはもう8年前か。
オープニングは"Panther"。わたくしが初めて買ったマーカスのアルバムが"The Sun Don't Lie"で、その1曲目だ。アガりますなあ。
2曲目は、ビリーコブハムの曲、ってのは聞き取れたけど、「れっどべりー」と言ってたような気がして、そんな曲は無いけどなあ、と思いつつ調べたら、"Red Baron"だった。確かにビリー・コブハムの"Spectrum"に入ってるし、マーカスの"M2"でもカバーしとるな。
で次がちょっと大人しく"Sublimity 'Bunny’s Dream'"で、これは"LAID BLACK"に入ってる曲だな。
そして"I loves you, Porgy"。ライブ盤で聴いたことあるはずだけど、ちーともわからんかった。
ここで、ゲストとしてラリー・ブラッグスが登場。"Since I fell for you"ともう1曲やってたけど、どっちも知らん曲(いや2曲目はひょっとすると"Papa was a rollin' stone"だったかもしれない)。というか実はラリー・ブラッグスと言われてもわたくし「誰?」ってなもんだったのだけど。マーカスが紹介するときに「タワーオブパワーのボーカルで、テンプテーションズでも歌ってて… 君ら若いから知らんか」なんて言ってたのがちょっと面白かった。
デヴィッド・サンボーンとアル・ジャロウについても話していて、やったのは"Maputo"だったようにも思うけど、ちょっと自信ない。
あと、"Detroit"とか"Run for cover"もやったように思うのだけど、どうかな。
"Mr. Pastorius"はオリジナルでは1分半ほどの短い曲だけど、トランペット(Russell Gunn)とサックス(Donald Hayes)を大フィーチャーして、たぶん10分以上やってたな。この2人(特にラッセルの方)、出番が少なくなるとすぐステージから出て行っていなくなりがち。大丈夫か。
"Goree (Go-ray)"はマーカス自身がサックス吹いたりもして、そういえばこの曲はシアトルの時もやってたな。
で最後の"Tutu"が始まるぐらいのところで、激烈な尿意に耐えられず席を立たねばならなくなったのは痛恨であった。一応始まる前にトイレ行ったんだけどな。さすがに2時間はキツいな。でもやっぱりカッコええね"Tutu"。
そしてアンコールは"Blast"。"Free"の1曲目よね。これまた、たまりませんな。
という感じで、変幻自在に歌いまくるぶりぶりベースを堪能してまいりました。