野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

Ich kann nicht mehr essen.

フランクフルト近郊にある、とある化学メーカーを訪問した。大手メーカーはどこもセキュリティが厳しいから、入構時に身分証明書の提出を求められたりPCのシリアル番号を控えられたり携帯電話を取り上げられたり、なんてのはまあわりと普通にあって想定の範囲内といえる。だけど、safety instructionに関するビデオを見させられて、おまけに見終わったら理解度テスト(液晶画面に表示される3つの答えの中から一つをタッチして選択する)まである、なんていうのは初めてだぞおい。しかも、ビデオそのものは言語を選択できるのに、テストはドイツ語のみってのはどういうことだ。そんなもんドイツ人以外は合格するわけなかろうが。と驚きつつ、同行してくれた現地スタッフに回答してもらいましたけどね。
さて仕事が終わってフランクフルト中央駅の近くにある、VILLA ORIENTALというホテルにチェックインしたのだが…
これがまた、名前の通り本当にオリエンタルなテイストなんですなあ。


一応、ちゃんと電気は来てるしお湯も出るから良いんですけどね別に。
さて晩飯については、フランクフルトのトラディショナルな食事に連れて行ってくれたまえ、とリクエストした。店に徒歩で向かったところ道を間違えて、延々30〜40分ほどもさまよい歩くハメになってしまった。いや別に良いんですけどねほんとに。で結局こんな感じの、やはり豚肉の塊を貪り食った。

Schweinsbrustという料理で、豚バラ肉をけっこうカリカリにグリルしたもんですな。いや美味いんだけど、まあ1切れ半が限界ですよ。ちなみにこの店、ビールを注文しようと思ったら置いてないでやんの。そのかわりだかなんだか知らんが、デフォルトでフランクフルト名物アップルワイン(Apfelwein)がついてくる。酸味があって爽やかな味、と言えなくもないがこればっかり飲むのはちとキツい。料理に添えられた野菜はいずれも酢漬けだし、マッシュポテトですら酸味があって、何でもかんでも馬鹿の一つ覚えみたいに酸っぱい味にするでねえぞ、とキレそうになったが、まあこんだけ肉々しい料理だと、消化を助けるためにこうなるのかもしれんなぁ、とも思ったり。
で腹ごなしも兼ねて、また一時間ほどもかけてホテルまで歩いて帰ったわけだ。
途中で大聖堂にも立ち寄ってみたりしながら。

来週の月曜日、いきなり健康診断なんだがどうしたもんだろう。