Amazonで数か月前から、キャバレー・ヴォルテールのいくつかのアルバムのリマスター盤が出るからっていうんで予約を受け付けていた。
これの輸入盤がけっこうお買い得な感じだったので、名盤"The Crackdown"(いや、よう知らんけど)を予約注文した。
- アーティスト: Cabaret Voltaire
- 出版社/メーカー: Mute U.S.
- 発売日: 2013/12/17
- メディア: CD
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ふざけるな、と思って注文をキャンセルした。Amazonはときどきこういうことがある。
実はタワレコではもうすでに在庫ありなのだ。ということでタワレコオンラインで買うことにした。なに、300円のクーポンもあったりして、同じぐらいの値段で買えるのですよ。
キャバレー・ヴォルテールを初めて聴いたのはたしか高校生ぐらいのころ。夕方のラジオ番組で特集していたのを録音しようとしたのだけど、うっかり変な時間にうたた寝をしてしまい、目が覚めた時にはすでに番組の途中、まさにこの"The Crackdown"が流れているところだった。後悔しながら中途半端な眠りから目覚め、どんよりとした気分で聴くこのノイジーな音が、なんとも不快だったのを良く覚えている。それだけインパクトは強烈だったということだ。だから、ちゃんと聴いたことはないけれどもずっと気になっていた。そしてこの度、やっとアルバムを入手したわけだ。
無機質なビートに、なんだか不快で不吉な音。悪夢の中で聴こえてくるようなヴォーカル。陰鬱きわまりないのだが、これがまたクセになるのだな。
いま気づいたけど、このバンド名の由来になっている「キャバレー・ヴォルテール」ってチューリヒにあるやんけ!ていうか先々週チューリヒで旧市街をうろついてる時に前を通ったよ。「あ、キャバレー・ヴォルテール。」と思ったけど、まさかあれが本家本元だったとは… 知ってたらもっと気合入れてちゃんと観たのに!くっそー覚えとけよ!