野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

奇才とか偉才なんて言われてるんですて

今年の秋にアファナシエフが来日するらしい。全曲ベートーヴェンピアノソナタで、8番、14番、17番、23番、というラインナップだとか。こりゃちょっと観に行ってみたいな、てことでチケット予約した。
とはいうものの、実はアファナシエフちゃんと聴いたことがない。ちょっと予習しとくか、てことで何か聴いてみることにした。とはいうもののそのままベートーヴェンピアノソナタじゃ芸がない。少し外してブラームスピアノ曲集にした。バラードとか間奏曲とか、そのあたりのやつだ。これならグールドとかアルゲリッチでも聴いてるし。

ブラームス:後期ピアノ作品集2

ブラームス:後期ピアノ作品集2

ちなみにこれはタワレコでCDを購入。なぜだかクラシックは、ストリーミングではなくてCDで聴きたい。
いや、なかなか良いですねアファナシエフ。何というか、ほどよく仰々しい感じで。別に変態じゃないけど、決して退屈はしない。
ベートーヴェンはどんな感じなんでしょ。10月の大阪公演が楽しみですなあ。

台風一過、でもまだクソ暑い

天気予報の通りに、大阪では29日未明から暴風雨となった。わざわざ布団を敷いた後、どういうわけか酔っ払ってソファで寝落ち、その後午前1時ごろに目が覚めて布団に移動したわけだが、その時点で外はすでに荒れ狂っている。うっわーこらえらいこっちゃで、と思いつつ寝ようとするがとにかく外が騒々しくてあまり熟睡できない。それでも少しはうとうとしたが、4時ごろに目が覚めた。おい、つけっ放しにしていたエアコンが切れてるぞ。あらためて電源オンしようとするが、反応しない。停電か?いや、部屋の豆電球は点いている。まずいぞこれは。台風で室外機がやられたか?と、まだ外は強風が吹き荒れていたが無理やり窓を開けて室外機を見る。まだ外は暗くてよく見えない。そもそも見えたとしても、そんなもん素人が見たってわからんだろ。いやしかし参ったな。これからまだまだ暑い日が続くというのに、クーラーなかったら死んでしまうぞ。などと思いつつ結局外が明るくなるまで寝つかれず、そのまま起きることにした。
もうほとんど風はやんでいる。とりあえず外に出て、室外機を見た。ぱっと見、何か異状があるようには見えない。もう一度電源を入れてみたら、あっさり動いた。何じゃそれ。さっきのアレは何なのいったい?まあでもとりあえず潰れてなくてよかった。
しかしアレだ、このエアコン、もう20年ほど使っているのだ。いつ突然死してもおかしくない。こんな猛暑日が続いている最中にエアコンが故障したら命に関わる。
ということで、思い切ってエアコンを買い換えることにした。でクソ暑い中、梅田のヨドバシに行って、でもどれを選べばよくわからないので、そんなバカみたいに高くないやつの中から、今使っているのと同じ三菱の霧ヶ峰を選んだ。今注文して、工事に来るのが最短で8月10日だってんだから恐れ入る。頼むからそれまでは故障せずに持ちこたえてほしいものだ。

イワンお前こっち来んなコラ

台風12号の進路、すごいですなあれ。なんでやねん!って突っ込みたくなる。お前あっち行っとったんちゃうんか!って。『レッド・オクトーバーを追え!』("The Hunt for Red October")を思い出したですよ。あの、原潜が進行方向を180度転換する、「イワン・ターン」ってやつね。英語ではCrazy Ivanって言うんだそうで。だからもう、台風12号も「クレイジー・アイヴァン」って名前にすれば良いと思うのよ。

気狂いイワンが接近中で、夜には暴風雨になりそう。そんな時に外でふらふら飲み歩いてるなんてのはあんまり賢いとは言えない。しゃあないな、家でダラダラ飲むか、とNU茶屋町のカルディに寄ったのだけど、カルディなかなかスゴいな。ハモンセラーノやらグリーンオリーブやらが食べきりサイズで、しかもリーズナブルなお値段であるのに驚いた。思い切り「今さら」な話だが。
あとは、適当に野菜のオイル煮など作って、ダラダラ飲む。

とても食べ切られないチーズやらパテまで買い込んでしまったが、それもまあご愛嬌、ですな。その辺はまた、近いうちに。

本日の新発見

水曜日の夕方に阪急京都線で人身事故があり、堺筋線もろともしばらく運転見合わせとなっていたようだが、木曜日は木曜日で、朝から踏切だか信号機だかの点検のため、やはりダイヤが乱れていたようだ。トラブル続きだな阪急京都線。一方のわたくしはと言えば、昨夜は少しばかり過ごしてしまったようだ。廃人まではいかないが、そこそこの二日酔いだ。
せっかくの金曜の夜だし、天満あたりで一杯やったろかな、と目論んでいたのだが、とてもそんな気分ではない。梅田で少しばかりの用事をして、普通に晩飯食べて帰るってな流れだ。つまらん。
あ、おビールは少々いただきましたですけど。
KYKで ロースかつなど。琉香豚ロースなんですって。

まあ普通に美味しゅうございました。正直なところ、そんな大層な札みたいなもんまで立てんでもよかろう、とは思う。
ところで、帰宅して風呂入ってるときに気づいたんだが、うちの給湯器って風呂の温度と水道からでるお湯の温度、別々に設定できるのな。知らんかった。どんだけ設定温度を下げても風呂の温度がどうしても42度になってしまうので、なんでやねんなもー、とずっと思っていたのだ。ひとつ賢くなった。というわけで風呂上がりに缶ビール一本飲んで寝るのだ。

そんな名前つけたらいつまでたっても終わらんのとちがいますか

月日の経つのは早いもの。もう『下町ロケット ガウディ計画』が文庫化されているではないですか。

下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)

下町ロケット ガウディ計画 (小学館文庫)

「ロケットから人体へ」てことで、佃製作所のバルブ製造技術は、今度は心臓弁膜症の治療用の人工弁を作るわけだが、こういう医療機器がらみの話てのはやはり、厚労省の認可やら何やらのややこしいことになる。そうなるといかにも池井戸作品、という感じのわかりやすい悪人が大活躍するわけでね。まあどなた様も徹底的に傲慢だったり狡猾だったりして、なんというかやたら味付けの濃い料理を食べているような気分にさせられるが、でも面白いのよねやっぱり。
たしか半沢シリーズを読んだ(あるいはドラマを観た)時にも思ったのだけど、今の世の中には、薄汚いことや卑劣なことをして甘い汁を吸いながらのうのうと生きている連中があまりにも多すぎる。だからこそ、こういう“Honesty pays in the long run‘という感じの物語が受けるのだろう。競合会社のデータ偽装が発覚した時に、佃はこう言っている。

「とんでもない騒ぎになるだろうし、場合によっては会社が倒産するかもしれない。だけどな、過ちに気づいたところでスジを通さない奴は、絶対に生き残れない。姑息な了見が通るほど、世の中ってのは甘くないんだよ」(p.385)

そういうことだ。姑息な了見が通るほど、世の中ってのは甘くないんだよ。バカがでかい顔するんじゃない。わかったかお前ら。

南茨木定点観測

おお、ついに!
南茨木駅の男性用トイレが使えるようになっているではないですか!
6月18日から1ヶ月強。いやー長かった。長かったけど、その間にあのトイレが必要になったことって、実は一度たりとも無いんですよね。無けりゃ無いで、何とかなるもんです。
ってあーた、そういうこと言わないの。
問題はやはり、エレベーター、というかあの駅ビルだわな。恐らく躯体が逝ってしまっていて、もう建て替え以外の選択肢が無くなっているのだろう、と素人ながら推測する。だったらとっとと工事を開始しろよ、てなもんだが、まあやっぱりそれぐらいの大きな話になってくると、業者も複数コンタクトして相見積を取ったり、社内的にも稟議を起案したり役員会の承認を取ったり、とかそりゃもう大変なんですよ。って、知らんけどさ。
何度も言うけど、駅前に使い勝手の良いスーパーが無いってのはもんのすごく不便なので、それだけはさっさと何とかしてください。いやほんと。

一年なんてあっという間ってわけさ

この3〜4週間ほど、どうもアゴが痛い。いや、アゴではないな。正確には、右下の奥歯のあたり。ものを食べるときに噛みしめると、痛みがある。実はわたくしこの右下あたりに神経を取ってブリッジを装着した奥歯がある。こいつの歯根あたりが化膿してたりなんかすると厄介だな。とビビったが、歯茎が腫れたりとかいうような症状は特にない。ひょっとしてアレか、昨年の夏にもやらかしていた、歯ぎしりのせいだかなんだかで噛み合わせが悪くなって、てな話なのか?何だかよくわからんが、しばらくの間、昨年作ったマウスピース(よくそんなもん捨てずに取ってたな)を装着して寝ることにしてみた。といっても、つい忘れてしまったり、あるいは酔っ払って寝落ちしたり、というような事情により、実際に装着して寝たのは5回も無いだろう。結局、マウスピースの効果があるんだか無いんだかよくわからないままに、痛みもあまり気にならないレベルに落ち着いてきた。何なんだろなこれ。
そろそろ歯の定期検診と、車の12ヶ月点検に行かないとな。ああめんどくさい。