野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

じゃLUCKY BOARには牡丹鍋かよ

買い置きのビールが切れたので、やまやあたりでビールの6缶パック買っといて、と妻に頼んでおいた。さっそく買ってきてくれたようだが、「ついでにちょっと変なのも買ってきた」とのこと。いったい何かいな、と思って見たら、京都の地ビールだそうで。黄桜酒造はんが出してはるやつどすな。そういや京都麦酒シリーズのアルトとケルシュは以前に飲んだことがあるな。アルトは「香ばしい麦芽の香りとホップの苦味が絶妙に調和」していて、ケルシュは「華やかな香りとさっぱりとした飲み口が特長」なんやで、黄桜カッパカントリーのおばちゃん、ちゃんと覚えといてね。
さて今回買ったのは、LUCKYシリーズのLUCKY CHICKENとLUCKY DOGというやつららしい。

モザイクホップのトロピカルな香りとパンチのきいた苦味、カラメル麦芽の芳ばしさとほのかな甘みが、チキン料理の味をおいしく引き出します。

なるほど、LUCKY CHICKENはチキン料理に合うってか。
え、それじゃLUCKY DOGは犬…
いやいやいや。

大麦麦芽の香ばしい味わいとカスケードホップのほんのりした柑橘風味が、ゆったり気分を満たしてくれます。

だそうで。
なかなか美味しゅうございましたよ。

なかなかやるやんけ黄桜。けど商品の特性とネーミングには一貫性を持たせないと、要らぬ憶測を呼びますぜ。

いろいろ事情ってもんがあるんでしょうよ

仕事の帰り道、南海の天下茶屋駅で降りた途端に「人身事故発生のため運転見合わせ」とアナウンスしていた。なんと。危ないところだったが、何とか逃げ切った。
さて無事に阪急で南茨木まで帰ってきたわけだが、駅前の共栄薬局が「なの花薬局」なんてものになっていることに気づいた。なんだこれいつのまにこんなことになったんだ?いよいよ阪急は南茨木から全面撤退か?何なら南茨木駅も閉鎖か?摂津市駅茨木市駅があれば十分てか?などといろいろ考えてしまったが、まあ落ち着けオレ。
調べてみたところ、株式会社共栄ファーマシーは2019年4月1日をもって株式会社なの花西日本、に社名変更したらしい。そもそも共栄ファーマシーは、2005年に当時の親会社であった株式会社阪急百貨店が株式会社阪急共栄ファーマシーの株式を株式会社ファーマホールディングに譲渡し、その半年後にファーマホールディングの親会社である株式会社メディカルシステムネットワークが株式会社阪急共栄ファーマシーの屋号を株式会社共栄ファーマシーに変更している。とてつもなくややこしいが要するに、もう十数年前からあの薬局は阪急とは何の関係も無くなっている、ということだ。そんなもん、支払いにPiTaPaが使えなかったりSポイントが付かなかったりって時点で気づけよ、ってなもんだが、そこはそれ。
ちなみに、Googleマップ上では、あそこはいまだに「共栄薬局」のままだ。

まあ、ぼちぼちやんなはれ。

何度でも言っておく

帰宅したら、株式会社阪急オアシスからハガキが届いていた。「クラブ・エフ会員の皆様へ <お詫び と ご案内>」だ。そんなに長くないし全文引用しよう。

いつも阪急オアシスをお引き立て賜り、
誠にありがとうございます。
両店は2018年6月18日以降、休業致しており、お客様には大変ご迷惑をおかけしております。
この度、2019年3月末でポイントが失効したクラブ・エフ会員様へ、今回失効されたポイントを全て還元いたしましたことをご報告させていただきます。
※2017年1月〜2018年6月18日までの間、阪急オアシス南茨木店又は、茨木東奈良店でお買い上げいただいておりましたクラブ・エフ会員様の
2019年3月末時点の失効ポイントを4月22日(月)にポイント加算いたしました。
引き続き、近隣店舗もご愛顧賜りますよう
お願い申し上げます。

ということだ。

やれやれ、だ。いや、いったい何がやれやれなのだか正直よくわからないけど、とにかく。
ポイントの件で気を遣ってくれるのはありがたい、と言えなくもないけど、わたくし実はもうクラブ・エフカードなんて使ってなくて、すでにSポイントに移行済みなのよ。だから、ポイントの件は正直どうでも良い。というか、アクティブなクラブ・エフ会員ってまだいるのか?(いたらごめん)
そんなことよりさ、どうするつもりなのよオアシス。南茨木店も茨木東奈良店も、どうも本気で営業再開するつもりが無いように思えて仕方がないのだよ。「引き続き、近隣店舗もご愛顧賜りますよう」ってそれ、オアシス行きたけりゃ千里丘か阪急茨木でも行っとけよ、て意味か?あんなの近隣じゃねーよ。
あれからもうすぐ一年。まったくどうなるんでしょうねほんと。

山吹色のやつでもエエんやで

先日、母の三回忌ならびに祖母の十七回忌 をおこなった。いわゆる「御仏前」に対するお返し、「粗供養」を何にするかは兄弟で協議の上、福砂屋のカステラとオランダケーキのセット、ということになった。

理由は、我々が食べたかったから、だ。この法事のオーナーは父親である。したがってわたくしも「御仏前」を供え、「粗供養」を受け取るわけであるが、我が老父がオーナーとは言ってもそれは形式上のことで、法事の企画立案ならびに執行のほとんどは、実子であるところの我々兄弟に委任されている。いわばマッチポンプである。
福砂屋のカステラ、なかなか美味い。しかし、丸々一本(さらにオランダケーキも一本)というのは、二人暮しにはいささか量が多い。カステラは日持ちがしそうだが、実際にはせいぜい二週間ほどだ。だから大阪に戻ってから、毎日のようにカステラを食べている。美味いのだけど、正直ちょっと飽きてきた。それでもがんばって、本日いよいよ最後のカステラだ。とりあえずの心配は糖分の過剰摂取だ。このザラメ、すごいもんな。甘いものが苦手な人にとっては、ちょっと辛かったかな。ごめんよぉ。

怨霊にちぎられるよりはマシかな

まー10連休なんつったってあっという間ですよ。実家に帰って法事してゴミ出しして、大阪に戻ってきて飲んだくれてちょっとお出かけして飲んだくれて、とかやってたら、あれもう最終日。まあ最後の日ぐらいは大人しくしときましょうね、てな感じでほとんど引きこもって過ごしたわけで。

さてたまには映画でも観よう、てことで『ゲティ家の身代金』。何の映画だったか忘れたけど劇場で観た時に、予告編でやっていて面白そうだな、と思ったやつだ。

大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐され、1700万ドルの身代金を要求されたが、とてつもない金持ちというだけでなくケチであることでも有名なゲティ卿は、その支払いを拒否した。これがまた実話がベースになってるっていうんだから驚く。元CIAのエージェントに犯人と交渉させて身代金を値切るとか、支払う身代金を税控除の対象となる範囲に抑えるとかその辺もなかなかすごい。「ディール」の好きなどこぞの大統領みたいだ。
ところでこの映画はR15指定になっている。なぜかというと、誘拐されたポールが耳を切られる(切られた耳はゲティ卿に送られる)シーンがあるからだ。耳を切ると言えば『レザボア・ドッグズ』だ。あの映画も大概グロかったが、こちらはもっと酷い。いちおう『レザボア・ドッグズ』では実際に耳を切っているところが直接には見えないようになっていたが、本作ではモロに見せていて、しかも血がぴゅーぴゅー出る、ってあてホンマによういわんわ。もっとも『レザボア・ドッグズ』でも、耳削ぎシーンをモロに見せるバージョンもあるらしいが…
それにしてもゲティ役のクリストファー・プラマー。いやもう、ハマり役ですわなぁ。何でも元々はケヴィン・スペイシーがやるはずだったらしいが、いったんプラマーのゲティを見てしまうと、いやいやケヴィン・スペイシーは無いだろ、としか思えなくなる。
いやー面白かったな。

ディープな街のオサレなお宅にて

昨夜、高槻市から阪急で帰る途中に人身事故が発生し、富田駅で運転見合わせとなってしまった。仕方がないので摂津富田まで行き、JRに乗り換える羽目になった。わざわざJR高槻から阪急高槻市まで歩いたのに…
そんな事情でチャリを回収できなかったため、本日は朝イチで阪急南茨木でチャリ回収するついでにラン5kmだ。カラダは重いが、特に昨夜の酒が残っているという感じはない。やはり高いウコンが効いているのだろうか。
さて午後はさるお方のお宅にて行われるホームパーティーにお招きいただき、京橋まで。
飼い猫が随分ダレていた。

14時ごろからゆるゆると開始。なんとわたくしどもは一番乗りであった。実は本日19時より、茨木音楽祭に山崎まさやんが出演するので、2〜3時間ぐらいで失礼して茨木に戻ろう、と目論んでいた。ところが、飲んでいるうちに何だかどうでもよくなって(どうせ会場はものすごい人でロクに観られないだろうし)、そのままダラダラと飲み続け、結局おいとましたのはもう21時を回っていただろうか。
結局、今年はいばおん全然観てないなあ。

ナンバから梅田、高槻まで

自称ITアーキテクト、しかし彼を知る人はみな「日本酒バイヤーちゃうん」というAさんに誘っていただき、「上方日本酒ワールド」に初参戦した。なんばに10時半集合、といわれて怯んだが、良い場所を確保するのが重要、なのだそうだ。実際、当日は晴れの天気予報、最高気温は28度ってそれ真夏日やんけ。なので、日陰のある場所を確保することが死活的に重要となってくる。なるほど。
今回は総勢3名の精鋭によるパーティであるが、1名は少しばかり遅れてくるとのことで、Aさんとわたくしで日陰の場所を確保し、まずはビールでウォーミングアップ。

当イベントにおいては、各飲食店のブースにおいて、この日のために用意した地酒とそれに合うアテ一品を供する。セットでも良いし、酒だけ、あるいはアテだけでも購入できる。いくつかのブースではセット割引もある。まずわたくしが選んだのは「サケとスミビとロシュタン」による十六代九郎右衛門の「十三度台九郎右衛門」、アテは「もっちモチ♡ロシュタン風O・YA・KI」という何とも頭悪そうな名前だがつまり、おやき、である。長野の酒にあわせて、長野名物のおやきをロシュタン風に、ということらしい。まあわたくしそもそもおやきというものを知らなかったわけだが、シナモン風味が効いていて、なかなか面白い味だった。
次は「日本料理 輪」(神戸の店らしい)から「るみ子の酒」妙の華 山廃純米1段仕込み。これはもうほとんど乳酸菌飲料、危険なやつだ。アテは明石産穴子と山菜のかき揚げ。
そして、やっぱり鯖は要るよねってことで「地酒や もっと」の鯖の辨天娘麹漬け焼きを、辨天娘 上方日本酒ワールド スペシャブレンドにて。この辨天娘、実はどうもあまりわたくしの好みではない。鳥取とか島根あたりにはこの手のやつがけっこう多いようだが。うーむこれは燗の方が良いんじゃないか、と同じ辨天娘を今度は燗酒にて。文句言いつつ結局は二杯も飲んで、どないやねんと。
で、そろそろアテはもう良いけどやっぱり篠峯はいっとかなあかん、ということで「肉割烹 膾炙」が出してる篠峯の山廃雄町 上方日本酒ワールド限定酒を。千代酒造の堺さん直々に、ブースで酒を注いでおられましたな。
そうこうするうちに昼を過ぎ、日陰が移動するとともに面積も縮小していき、我々のベースキャンプもほとんど日陰ではなくなってきた。ぼちぼち撤収しますか、ということになり地下鉄に乗って梅田へ。どういうわけか次のターゲットは阪神百貨店阪神大ワイン祭り、ということになった。「堂島ワインバーBisou」なる店が1COIN BARなんてものを出しており、これが2杯だと800円、3杯ならば1,000円、などと頭おかしいことをやっていたので、とりあえずここで白を一杯ずつ。わたくしはリースリングを選んだ。ちょい甘口、なのにすっきりしていて美味い。さらにil luogo di TAKEUCHIの「タリオリーニ フルーツトマトと水牛モッツアレラチーズのトマトソース カプレーゼ」と「炭焼きローストビーフポルチーニのクリームソース」で、グラスワインの赤を。わたくしの好きなグルフィ ネロイブレオがあるではないですか。
てな感じで、次。阪急に乗って高槻市へ。そうです高槻ジャズストリート。阪急高槻市の駅構内で偶然にも友人のM夫妻に遭遇し、一緒に桃園小学校へ。さらにその小学校のグラウンドでT夫妻、名古屋にいるはずのN氏、とまあ偶然にいろんな人に会う。とりあえず桃園小学校グラウンドの白菊屋ブースにて、菊鷹ハミングバードを一杯。なんと杜氏の山本氏が来ているではないですか。いやー美味いよね菊鷹、で白菊屋さんイルヴェイも出してるじゃないですか、ってことでこいつも一杯。桃園小学校グラウンドのライブはNAOTOとDEPAPEPE、でもあんまりちゃんと聴いてなかったよごめん。
なんだか知らんが総勢8名にも膨れ上がり、これからどっか飲みに行く?てことになったのは良いけど、いきなり8名も入れる店なんてそんなにない。高槻といえばあの名店、なのでとりあえずは覗きに行ってみたけど、そりゃまー満席ですよね、てなもんで。それじゃ、てことでわたくしが心当たりのあるJR高槻駅近くの梶平に電話してみた。いけますよ、てことだったのでみんなで梶平へ。

そこでさらにおビールなどいただき、21時半すぎに終了。ということで、いやー長い1日だった、というか良く飲んだ。アホちゃうか、と自分でも呆れるぐらいに。やはり事前にちょっと高いめ(って250円ぐらいだけど)のウコンドリンクを飲んだのが効いているだろうか。知らんけど。