野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

シェイファーうまいこと逃げよったな

少し前にWOWOWでやっていた『バリー・シール / アメリカをはめた男』を観た。

やたら面白い映画だ。トム・クルーズ扮するバリー・シールは実在の人物、というかそもそもこのストーリーが実話に基づいたもの、ということだが、民間のパイロットがCIAにスカウトされ、諜報活動のついでにコロンビアの麻薬を運ぶ副業にも手を染め… って、そんなアホな話が本当に?と思ってしまう。うむ、どうやら本当にそんなアホな話があったらしい。CIAは杜撰な計画に基づいた作戦に巨額の費用を投じ、ほとんど成果を得ずに盛大な失敗を重ねてきたという、以前に『CIA秘録』で読んだ話の通りだ。このタイトルの後半部分がなぜ「アメリカをはめた男」なのか?どう見ても、主人公バリーは「アメリカにはめられた男」だ。が、ラスト10分ほどで、なるほどそういうことか、ということになる。まったく、よくできた話じゃないか。

夏は燗やで。知らんけど。

わたくしの勤務先においては、ある時期より事業場の構内における飲酒は一切不可、という運用がなされかれこれ10年以上が経過したが、昨年ぐらいからようやくそのルールが緩和され始め、ついにはサマーフェスタなどという大バーベキュー大会が催されるまでになってきた。まことに結構なことである。就業時間後の夕方とはいえ7月の終わりに屋外というのはなかなか暑く、汗をダラダラ流しつつ、また蚊に刺されたりもしながら肉と酒を貪った。
その後、様々ないきさつの末に、わたくしには何の関係もない飲み会に飛び入り参加することとなり、難波にある地酒と釜飯の店 森なる店へ。この店、ホテルの1階に入っており朝はそのホテルの朝食を供する場となるらしいが、夜は名前の通り地酒と釜飯、ならびにその他諸々の料理を出す。この地酒セレクションというのが実にマニアックで、わたくしの知っているものなどほとんど無い。あ、最初の方に飲んだ新政は知ってたな。でも新政でも何だかずいぶんとレアなものであるらしい。その他にも何種類か飲んだが、銘柄等はほとんど覚えていない。写真ぐらい撮っとくべきだったな。一種類、燗もつけてもらった。何だったか忘れたが純米大吟醸の生だ。これがまた、やたらと美味かった。
そんな感じで、残念ながら堺筋線の最終は逃してしまい、御堂筋線で新大阪まで行き、それからJR京都線、というルートで帰ることになった。このパターンわりと久しぶりかな。
いずれちゃんと釜飯も食べてみたいもんですなあ。

インターナショナルな トンボリリバービュー

職場の飲み会で道頓堀のモトカラという店へ行った。「燻製バル」ということになっていて、たしかに燻製があれこれ出されるわけであるが、ちゃんと燻製以外の料理もある。ハマチの刺身が美味かったな。料理はけっこう美味いし道頓堀川を見下ろせる2階の個室(20人ぐらいは収容可能)、という場所もまことに結構なのだが、どういうわけか空調の効きが悪く、やたら暑い。クーラーが効かないので窓を開けたら、道頓堀川からの風が少しは入ってくる。決して涼しくはないが、閉め切っているよりは多少マシ、ぐらいな感じで。まあビアガーデンで飲んでいると思えば… ったって暑いもんは暑い。なんだかビールばっかり飲んでたらお腹もぱんぱんになってしまった。みなさん二次会に流れていくところ、珍しくわたくしは失礼ぶっこいて堺筋線高槻市行きで帰ってしまったというような次第。

何でもかんでもオマジナイやでしかし

レイさんにお借りした『お咒い日和』。ぱっと見で『お笑い日和』と読んでしまった。老眼鏡作り直した方が良いかな。

お咒い日和 その解説と実際 (幽BOOKS)

お咒い日和 その解説と実際 (幽BOOKS)

「お咒い」と書いて「おまじない」と読む。うーむ、知らんかった。
お咒い、呪い、祈祷、お祓い、調伏、これらの違いは何なのか。突き詰めれば、“すべてはなんらかの道具や行為、あるいは意志の力を用いて、超常的な力を頼んで結果を得ようとする行い”であり、“異なるのは、本人の心持ちだけ”であると。なるほど。
そもそも言葉は霊力を持つと考えられており、切る、結ぶ、折るという動作にも呪術的意味がある。マジナイの作法が肉体を用いて行うものであるのだから、我々の身体もまた、呪術的作用と作法で満ちている。
そういわれて考えてみれば、わたくしのような一般市民が日常生活の中で行うちょっとした動作や言葉から、けっこうオフィシャルなレベルでの儀式に近いものまで、ありとあらゆるオマジナイにあふれている。そんな諸々の起源とか根拠とか、それがどんな風に変わっていったのか、あるいは消えていったのか、てな内容が満載のエッセイ(?)で、いったいどれだけホラーな話が、と(期待半分に)身構えていると肩すかしを食らうかもしれない。でもほんと、現代においてもわたくしどもは、いまだマジナイからは逃れられずにいるのだなあと感じた次第。

梅雨も明けたし

車検、無事に終わりました。無事っつっても、ABSのなんちゃらを交換したので、さんじゅうまんえんもかかりましたけどね。泣かせるぜこの野郎。しかも、車検に出す数日前からはなぜかABSの警告灯も点灯しなくなって(つまり正常)いたので、ほんとに交換するのかよこれ、とどうにも釈然としない想いだったのだけど、まあやっぱり交換するべきなんでしょうなあ。
ちなみに今回の代車はフィットだった。フィットもなかなか良いね。コンパクトなわりには荷物もけっこう入りそうだし。何と言っても最近の車だから、イグニッションがプッシュボタンになっていたりして。でもまあ、インサイトあと2年は乗るぞ。次はどうするかわからんけど。まだハイブリッドなのか、いよいよEVなのか、まさかのFCVなのか。意外とガソリン車に戻ってたりして。あるいは車を持つのやめてカーシェアリングとか。今回みたいに、よくわからない故障で10万とか20万が飛んでいく、なんてのはたまらんもんな。よく言われることだけど、車を持つのって金かかるよなあ。
まあ2年先のことをいま考えてもしゃーないけどね。2021年か… このまま行けば、消費税が10%に上がり、東京オリンピックで疲弊した後に日本経済がボロボロになった状態で、車もクソもあるかっちゅう話よね。そんな予測が外れることを祈るしかないな。

実はすでに4代目

Bluetoothイヤホンって、何かの拍子にぶちぶちとノイズというか音飛びが発生することがありますわな。今メインで使っているBluetoothイヤホンは、堺東駅の改札からバス乗り場へ下りる階段の手間あたりを通過するときに、これでもかと言わんばかりの音飛びが発生する。音飛びというより、たまにしか音が出ない、ぐらいに重篤な症状だ。すぐ近くに送電線があるのが影響しているのではないかと思われる。よう知らんけど。
そのBluetoothイヤホンが、堺東駅以外でも音飛びが発生するようになった。いやこれは音飛びではなくて接触不良というかコードがどこかで断線しているのだと思う。コードをあれこれいじっていると、たまにちゃんと音が聞けるポジションが見つかる。買ってから一年ちょいしか経ってないのにもう故障かよ、というか一年以内ではなく一年を少し経過したところで不具合が発生するというのがまた悪質ではないですか。仕方がないのでランニング用のBluetoothイヤホンを数日使っていたのだが、どうもこれはあまり使い勝手というか装着感がよろしくない。割としっかりと耳に固定されるのでランニング用には良いが普段使いにはちょっと。ちなみにこいつは堺東駅でも音飛びは発生しない。どういうこっちゃ。
まあそんなこんなで、一年少々しか経過していないがとにかく、普段使い用のBluetoothイヤホンを新調することにした。
でヨドバシであれこれ物色したわけだが、あのAirPodsのようないわゆる「完全ワイヤレス」のタイプはまだまだ高いな… ということでカナル型でかつネックバンド型ではないものの中から選ぶことにした。というわけでオーディオテクニカのATH-CKR35BTというやつ。色は黒にて。
後で見たら、Amazonの方が1000円以上安いな…

オーディオテクニカ Bluethoothヘッドホン ブラック ATH-CKR35BT BK

オーディオテクニカ Bluethoothヘッドホン ブラック ATH-CKR35BT BK

でもまあ、ヨドバシのポイントを使って買えた(いつの間にそんなポイントたまっとったんや…)からよしとしよう。音の良し悪しについてはよくわからん(そもそもiPhoneで再生するMP3とかAACのオーディオデータの音質について気にしてどうするよ、という気もする)が、まあそんなに悪くはないんじゃないの?よう知らんけど。とりあえず堺東駅でちゃんと聴けるかどうか、がポイントよね。

ブラウマイスターも美味いよね

日本に出張してきたアメリカの駐在員(日本人)と、久しぶりにちょっと一杯やろうぜ、ということで難波に集合した。ドイツからの出張者(こちらはドイツ人)も一緒だ。この3人で以前アリカンテフランクフルトに出張したもんですよ。最初のフランクフルトなんてもう6年以上も前の話ってか。
久しぶりになんばCITYのキリンシティ(ややこしいな)へ行った。単なる一番搾りでも、やたら美味いよねキリンシティって。ただちょっと時間がかかるのが難点だけど。「3回注ぎ」だから仕方ないですな。ビール美味いけど時間がかかるので、そんなにペースは上がらないし、そうそうビールばかりも飲めない。そしてわたくし以外の2人はけっこう疲れている(日本人の方は夕方に関空に着いたばかり)、というわけで、ほど良きところでお開きとなり、わたくしも堺筋線高槻市行きに乗って帰宅することができたのでありました。こういう節度を持った飲み方をせねばなりませんね。って帰宅後に焼酎飲んでましたけど、それぐらいは大目に見てやりましょうよ。