野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あんまりややこしいこと考えずに飲みたいの

北浜のうどん屋、白玉屋での宴会7年ぶり3度目の悔恨 - 野生のペタシ (Le pédant sauvage)に参加した。前回は調子に乗りすぎて、というかペースを乱してしまい翌日廃人になってしまったので、今回はそんなことにならないよう、かなり慎重を期したつもりだ。とりあえず事前のドーピングは、普段のペパリーゼWよりも1ランク上で、500円もするペパリーゼWハイパーをいてこましたった。
そして会場にペットボトルの水を持ち込み、時々こそっと水分補給。
これでなんとか、泥酔はせずに済んだ。そしてうどんも(ハーフサイズだけど)食べることができた。カレーうどんはちょっと自信がなかったので、きざみうどんにしたけども。
そしてもたもたしてると二次会への流れに巻き込まれるので、適当なタイミングで気配を消して、こそこそっと帰ったのであった。
これで帰宅は23時少し前。まあ上出来と言えなくもないけど、なんでそんな悲壮な覚悟というかストイック(?)な飲み方をせねばならんのか、と少しばかり疑問を抱かないでもない、そんな夜であった。

本屋とちゃいまっせ

先日さるお方からジョン・コルトレーンのCDボックスセットをいくつかいただいたので、ここ一週間ほどコルトレーン祭りになっている。
いただいたボックスセットのうちのひとつが、"The Complete 1961 Village Vanguard Recordings"という4枚組だ。

The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

The Complete 1961 Village Vanguard Recordings

これは名前の通り、1961年のヴィレッジ・ヴァンガードでのライブを全曲収録したものだ。
このヴィレッジ・ヴァンガードのライブは、もともと"Live At The Village Vanguard"として、"Spiritual"、"Softly, as in a Morning Sunrise"、そして"Chasin' the Trane"の3曲が入ったLPとしてリリースされたものだ。
Live at the Village Vanguard

Live at the Village Vanguard

後に"India"と"Impressions"の2曲が追加されたCD "Live At The Village Vanguard: The Master Takes"をわたくしは持っていて、たまに聞いていた。
Live At The Village Vanguard: The Master Takes

Live At The Village Vanguard: The Master Takes

アグレッシブなマッコイ・タイナーのピアノに乗っかって縦横無尽に暴れ回るコルトレーンのサックスがエキサイティングで、こちらの調子が良い時は気分も上がる。ただし体調によっては、やたら長いインプロヴィゼーションをだらだらと垂れ流しているように聴こえて、苦痛に感じられることもある。なかなか魅力的かつ不思議なライブアルバムである。
そんな熱いライブを全22曲4枚組のCDにしたのがこの"The Complete 1961 Village Vanguard Recordings"というわけだ。
もちろん22曲を一気に聴く、などという無茶なことはやらない。4枚のうち適当に1枚を選んで聴いている。いずれもだいたい60分から70分ぐらいで、少しばかり長めではあるが、なかなか楽しめている。健康状態の問題なのか精神状態が効いているのか知らないが、まあとにかく調子悪くはないということだろう。
"Greensleeves"が2バージョン入っているが、なるほどどう聴いてもコルトレーンにしか聞こえないな、と感心している。
そしてこのCD、内容もさることながら4枚それぞれのジャケットのアートワークがやたらカッコ良くて、このあたりもポイント高い。

もうしばらく祭りは続くだろう。

ハンバーガー久しぶりだな

今回宿泊していた長岡グランドホテルは、朝食バイキングが1,350円。バカこくでねえ、てことですぐ近くの、なぜかセブンイレブンの奥にあるモスバーガー(7時から開いている)で朝食だ。あとで気づいたけど駅ビルの中に吉野家があって、7時半から営業してるのな。あっちにしたらよかったかな。

仕事は午前中で順調に終わり、少し早めに昼飯行くか、長岡だしやっぱりへぎそば食べたいよね、てことで小嶋屋へ行ってみたら、まだ11時半を回ったぐらいだというのに、すでに長蛇の列。いやそりゃ確かに人気店かもしれんけど、こんなに?と思ったら、なんと「そば、かき揚げ食べ放題」の日だったらしい。いやいやさすがに食べ放題はいらんし、と怯んでいると、すいませんねえ、ふつうにそば食べるんなら、駅ビルの中にもあります、と教えてくれたので、そちらへ行くことにした。こっちも多少は並んでいたが、まあ10分ほどで入れたか。
きのこ天ざるか、へぎそば+たれかつ丼(小)にするかずいぶん悩んだが、たれかつ丼が新潟名物である(そんなん初めて聞いたし)ということなのでそちらを選んだ。

これで、小?
まあ、美味かったっすよへぎそば。たれかつ丼もね。でも途中でちょっと飽きるかな。小でこのサイズだとすると、レギュラーはどんだけよ?

炙りon the fly

いやーけっこう久しぶりじゃないかな長岡への出張。用事は明日なので、午後から移動して前泊ってな段取なわけで、長岡に着いたのは午後7時過ぎ。ホテルにチェックインして、とりあえず長岡駅の中にある「ぽんしゅ館」で唎酒いてこましたろ、と勇んで行ったら、19時半で終了てあんた、そら殺生だっせ…

失意のうちにホテル方面に戻るわけだが、いや実はぽんしゅ館へ向かう途中で気になる看板を発見していたのだ。いわく、「角打ち+81 カネセ商店」と。
何ですかそれは、ということで突入してみた。
なかなか小綺麗な店内で、角打ちってな感じではないが、まあ最近この手の店は少なくないですから。とりあえずは生ビールを注文したけど、突き出しは子持ちこんにゃく。なかなかやるじゃないか。
酒のラインナップをみたところ「日本全国のナイスな地酒が飲める」というコンセプトのようだ。なるほど。でもせっかく長岡に来たんですから、てことで「本日の酒」の中から高千代を注文したら、高千代だけが無くなってしまいました、とのこと。何てこった。しゃあないな、まあ奈良萬ひやおろしがあるしええか、てことでしらす茗荷と。

いやね、このしらす茗荷、めっちゃ美味いですぜ。
てな感じで飲んでるうちに、今回の出張の同行者2名が合流してきた。
本当はアペリティーヴォのはずだったのに、なんだかスイッチ入った感じになってきた。よし、鍋島行っとくか。
しめ鯖と干しホタルイカ、どっちにするよ?という難問があったが、そんなもん両方行っとけ、ということで解決を見た。
ホタルイカには、炙るためのライターが付いてくる。やりますな。

もちろん炙りしめ鯖は激美味い。これでさらにドライブがかかって、仙禽を追加。
みんなアペリティーヴォであることを忘れたらしく、しめ鯖の醤油漬けまで追加する始末。
やれやれ、てな感じで店を出たのはもう21時半ぐらいだったか。もちろんもう一軒行く。というかこれからが本当のディナーなわけで。
紆余曲折あったが結局はベタな感じの「いさり火」という居酒屋へ。栃尾の油揚げ食べなあきまへん。でもアレだ、二軒目に入ったところで瓶ビールなんか飲んでリセットするってのは、あまり良い考えとは言えないな。
いやーしかし厚揚げ美味いよね。結局なんやかんやで終了したのは23時半。
いやー、よう飲みました。

それって便乗値上げちゃうん

懸案となっていた“Once upon a time in Hollywood”を観に行った。TOHOシネマの梅田を予約して行ったのだが、いつのまにか料金が1900円になってやがった。
いや、まあそれは良いとして(良くないけど)。
タランティーノ映画で見るブラッド・ピットって、わたくし実は本作が初めてなのだ。『イングロリアス・バスターズ』にも出ていたけど、あれまだ観てないのよね。わたくしが他の映画で見て持っているブラピとちょっと違う、クールかつバイオレントな感じが意外でなかなか良い。
そしてディカプリオ。落ち目のドラマ俳優という役どころで、その情緒不安定っぷりが実にナイス。
ストーリーは実際にあった事件をもとに、って言っても、これじゃもう完全にパラレルワールドの話よね。
で、タランティーノにしちゃずいぶんとおとなしいな、と思っていたら、やっぱり終盤かなりやらかしてくれていて、うわーあれってそんな伏線?と感心したり呆れたり。
そこまで行く前の、クリフ(ブラッド・ピット)がヒッピーの住み着いた映画撮影所の跡地に踏み込むあたりの不穏な空気というか暴力の予感は、実にスリリングですわな。

そんな感じで朝一番の回が終わったらもう昼。梅田フードホールの四川辣麵で麻婆麺リピート、ただし今回は「痺れ増し」を指定いたわけだがやはりこれは正解で、格段に美味くなる。

それでとりあえず家に帰って小一時間ほど昼寝してから久しぶりにプールへ。茨木の東急スポーツオアシスのプールは、ただでさえ4レーンしかないのに2レーンをレッスンに使っており、さらに16:20からもう1レーンをレッスンに使うという。たった1レーンに歩く人も泳ぐ人も雑魚も藻艸もひとつに押し込みやがって、巡礼が詠歌をあげるやら六部が経を読むやら駆け落ち者がいちゃいちゃ申すやらそんなところで泳いでられるかボケ、てなわけで通常2kmのところを1.4kmほどで切り上げ、昨日の麦音チケットの残りを3枚を消化するべく中央公園グラウンドへ。湘南ビールのバレンシアオレンジエール、MARCAのペールエール、そして南信州ビールのIPA、と無事にチケットも使い切り、さらにアンコールは偶然会ったTさんにもらったチケットで箕面ビールのツッパリおさるIPA、美味いですなこれ。
というわけで大変に充実した1日となったのでありました。

降る降る詐欺かと思いきや

台風17号の影響によりこの3連休は大荒れ、という予報が出ていたが、なんとか雨は降らずにすみそうだ。ということで今年も行ってまいりました麦音フェスタ。
昼食がわりという感じで、ちょい早めの12時過ぎに。
わたくしこういう時のチョイスというのは実にコンサバで、まずはビアへるんのヴァイツェン、さらに大山Gビール ヴァイツェン、そしてT.Y.HARBORのBREWERY IPA、と。それに妻が飲んでいる栃木クラフトビール推進委員会のペールエールと、箕面ビールの桃ヴァイツェンも少々。
茨木の名店が提供しているフードは、雁飯店の水餃子、はなせのイカスミコロッケ、そしてTriveniのピッツァマルゲリータ

いずれも大変美味い。二人で食べてけっこうお腹いっぱい。そんな感じで小一時間ほどで撤収して帰宅後、少しばかり昼寝をしてから起きたら、一気に天気が崩れゲリラ豪雨となったらしい。うーむ、早めに行っておいて良かった。残りチケット3枚は、明日の夕方にでも行って消化することにいたしましょう。

実はほぼ一年ぶりだったり

たまには高槻のあの名店へ行こうじゃないか。
てことで、常連のAさんに予約してもらって宇久へ。
宇久といえばやはり牡蠣。

いやー壮観ざます。生とフライ、両方いてこましたった。
お造りもいろいろ。美しいですなあ。

鱧の天ぷらもよろしおましたなあ。

ブリカマ塩焼きは特大にて。ちょっとレアなところがまた、なんとも美味い。
酒は久礼、土田、たかちよ、篠峯、栄光富士、などなど。人数が多いとあれこれ飲める。
そして最後はもちろん鯖寿司で。だいぶお腹いっぱいですわ。
という感じで、いやーごちそうさんでした。
やっぱりたまには行きたいよね宇久。