野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ひょっとして青島さんのことですか

 ちょっと前に、「千里眼」シリーズを何作か読みました。かなり面白いんですが、その一方で何かちょっとやり過ぎな感じに食傷ぎみでした。シリーズ続編の内容というのが、やれ北朝鮮から工作員が送り込まれてどうこうとか、岬先生がイラクに乗り込んでなんたら、なので、あんまりこれを読みすぎるとアホになる、と思って、シリーズ3作目の「千里眼 運命の暗示 (小学館文庫)」より後は読んでませんでした。ところが先日、千里眼シリーズのファンである、同じ職場のK君がシリーズの残り3冊を貸してくれました。そこでさっそく1冊めの「千里眼 洗脳試験 (小学館文庫)」を読みました。

千里眼 洗脳試験 (小学館文庫)

千里眼 洗脳試験 (小学館文庫)


まぁ何だかんだ言って、面白いモンは面白い。たまには良いでしょ、こんなんも。このシリーズでは脇役の嵯峨敏也クン、「催眠」のときとかなりイメージ違うんですね。「千里眼」が映画化されたときの配役が稲垣吾郎っていうのは、なかなかウマいなと思いましたが、この「洗脳試験」あたりからはむしろ嵯峨敏也のキャラクターを稲垣吾郎に合わせてきてるっていうのがまた面白い。というか、開き直って「顔が稲垣吾郎に似てる」っていう設定にしてしまってますから。「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんです」という岬美由紀のセリフにヲイヲイ、と思っていたらすぐ後に、「わたしの入院を見舞ってくれたあるひとの言葉ですけど」と続いて、ぷぷっと笑ってしまいました。これ以外にも、安倍晴明やら貞子やら、色々とお茶目な小ネタが随所にちりばめられています。
 というわけで、あと2冊も楽しませていただくとしましょう。