野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

行ってらっしゃいませご主人様

4月6日のエントリにどうでも良いヨタを書いたとおり、木曜日から金曜日にかけて、1泊で東京方面へ出張に行ってきた。木曜の夜は八王子に泊まりだったので、藤沢市に住む友人F君に、「たまには一杯やりまへんか」と声をかけた。一杯やること自体は二つ返事でOKだったのだが、問題は「どこで飲むか」ということ。実は藤沢と八王子って、そんなに近くなく、電車で1時間以上かかる。なので、F君の「中間地点の町田にしますか」という案を採用した。
飲んでいてわかったのだが、彼が町田を指定したのは、「詳しいから」ではなく、単純に中間地点であり、乗換駅であるから、という理由だった。さてもうちょっと飲むか、となったとき、二人とも町田については全然詳しく無いので、結局藤沢まで行くことになった。それなら最初から藤沢で飲めばよかったのに、と言いながら。
さて2件めに藤沢で連れて行かれたのは、メイド「風」カフェだった。最初、「え、メイドカフェ?!そういうのはちょっとなぁ」と難色を示したところ、「いやほんまもんのメイドカフェじゃなくてメイド『風』ですから大丈夫です」と何が大丈夫なんだかよくわからんが、そんなわけで件の店に行くことになった。
どのあたりが「風」なのかというと、要は本格的な「メイド萌え」の人たちに対応できるようにはなっていない、ということらしい。たとえばフィギュアを持ち込んだりすると、キモがられ、「そーいうヤツはアキバ行けっつーの」などと陰口を叩かれたり。それでも一応、店に入ると、「お帰りなさいませご主人様」と店内の女の子たち(しっかりメイド風の格好をしてる)と叫ぶ。・・・そういうのが良いのか、その筋の人達よ!?
F君いわく、「これぐらいの時間になると、そのへんのキャバクラなんかで飲んだらえらい高くつきますから」と。うーむなるほど。つまり、飲むにあたってはおねいさんがいるのが前提ということなんだな。職場で飲みに行ったりしたら、そーいうとこ行きませんか?と訊かれたが、行かないんだなこれが。とにかく飲んでるよなあ、バカみたいに。考えてみたら、そのあたりの志向っていうのは人によって違うんだな。まずは居酒屋みたいなところで食べて、飲む。これはまあごく普通のパターンで、誰でもそこから始めるだろう。高級なところか、できるだけ安くあげるか、という違いはあるだろうけど。問題は2件目以降で、

  1. さらに飲む、とにかく飲む
  2. カラオケなどに行く
  3. おねいさんのいる店に行く

というのが一般的だろう。2と3は合わせ技になりがちだけど、その場合は3に分類する。上記の2は、カラオケボックスなどを指し、カラオケそのものにウェイトを置いていると解釈いただきたい。実家に帰った時に、高校の同級生と飲みに行くことがあるが、その場合には3だな。もっともおねいさんではなく、「元おねいさん」のいる店というのが正確だけど。で、普段の職場の飲み会などであれば、1のパターンが圧倒的だ。なんというか、投資分は極力アルコールで回収したいと思ってるフシがある。ちょっと浅ましいかしら。
さてさて、そんなどうでもエエことを考えつつ11時半ぐらいまで飲んで、泊まって行けば良いのに、というF君のオファーは気持ちだけありがたくいただいて帰ったのだが。結局、横浜線の最終は八王子まで行かず、橋本で終わってしまった。橋本から八王子までタクシーですよ、あちゃー。ホテルについたのはもう2時前だった。今度からは藤沢に宿をとる事にしよう。