割と最近の新刊、「トーキョー・プリズン」を読んだ。第二次世界大戦の終戦後、戦争犯罪者を収容する巣鴨プリズン内で起こった連続殺人事件の謎を、ニュージーランド人の私立探偵フェアフィールドが解く、というのがだいたいの話。
- 作者: 柳広司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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キジマという捕虜収容所の元所長は、捕虜を虐待した容疑で収容されている。キジマの虐待行為に関する捕虜たちの証言というのを読んで、ああこれってこういうオチなんやろ、読めたで、と思ったけど。なかなかこれが、もうちょっと深いのだ。やられたな。
どうでも良いけど、このキジマってレクター博士やな、と思った。