野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

色彩の詩人

土曜日に、天保山のサントリーミュージアムで開催されているシャガール展に行ってきた。
シャガールの、あの独特の色合い、かなり鮮やかな色を使っているはずなのにあんまりドギツい感じがしないのは何故なのか。最も有名ないくつかの作品に見られるようなスタイルは、1950年代以降に確立されたようだが、それはに南仏プロヴァンスの陽光も影響を与えているのか。まぁあんまりそんな風には見えないトーンだけど。今回は、「ダフニスとクロエ」のシリーズ40点余が(おそらく)全部展示されていて、これはかなり圧巻だった。それにしても、どうして青や緑をあんなに暗くして、全体を塗りつぶしてしまうんだろうか。また訳もわからずそこに惹かれるのだけど。
そんなことをぼーっと考えながら2周して、結構ボリュームのある展示だったので、ちょっと疲れてしまった。