野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

イギリス版美川憲一

ジャパンのアルバムはほとんど持ってる。だけどアナログ盤だから簡単には聴けない。なので、輸入盤が安くなったときにCDで買い直したり、iTunes Music Storeでダウンロード購入している。今回は「Quiet Life」が安かったのでAmazonで購入。

Quiet Life

Quiet Life


タイトル曲は、ジャパンで最も有名な曲だろう。だいたい全編ああいうエレクトロニックでヨーロピアンテイストのアルバムだ。デヴィッド・シルヴィアンが「無かった事にしたい」と言っているらしい初期2枚のアルバムの、どす黒いファンクから随分と大きな路線変更。この後、アフリカンなビートが入ってきて「Gentlemen Take Polaroids」になり、さらに音はシンプルになって、オリエント風味の「Tin Drum」へと続く。いずれも名盤だが、このアルバムはやはりはずせない一枚と思う。ギターのロブ・ディーンはこれを最後に消えてしまうし。気のせいか、ミック・カーンのフレットレスベースが、以降のアルバムに比べるとやや控えめか。
とにかく、タイトル曲だけでなく「Helloween」や「Alien」など名曲揃い。本当は「Life in Tokyo」と「European Son」も入れて欲しかったな。