世界の人口約67億人、そのうちインド人は約11億人。大変な人数だ。そのインドには英語の読み書きができる優秀なプログラマが大勢いて、彼らは驚くほど安い賃金で働く。だったら、今度のプロジェクトはいっちょインドでやってみるか、なんて考える経営者がいたって不思議じゃない。
ソフトウェア開発の仕事はどんどんインドや中国に行ってしまって、自分の仕事が無くなってしまうのでは、とアメリカあたりのちょっと気の利いたソフトウェア技術者は心配してるんだろう。そんなアメリカのソフトウェアエンジニアが「MY JOB WENT TO INDIA」という本を書いた。サブタイトルは「オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド」だ。なんともセンセーショナルなタイトルよね。
一方で日本では「組込みソフトウェア技術者が10万人不足している」なんていわれてるけどな。そのあたり、日本とアメリカで危機感には差があるかもね。
My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド
- 作者: Chad Fowler,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/09/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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要するに、こんな時代に自分のソフトウェアエンジニアとしての市場価値を高めるにはどうするべきか、てな話なわけよ。この手の本てのはどうしても説教じみてしまってなんだか鬱陶しいや、利いた風なこと言ってんなよ、みたいなことになりがちだけど、この本は全然そんなことない。それだけで結構すごいことだと思うねあたしは。
さすがに、今からSmalltalkを勉強してみよう、て気にはならないけどね。