野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

それでもキーボードははずせない

つい先月、ジェフベックのCDを3枚まとめ買いしたばかりであるが、あれからさらに価格が下落しているようだ。ということで、さらに2枚を追加購入。そのうちの一枚が "There And Back" だ。

There and Beck

There and Beck


画期的なギターインストアルバムとして有名な "Blow By Blow"、そして誰もが絶賛する名盤 "Wired" に続いてリリースされた本作は、前記2作に比べるとちょい地味、というかあまり有名ではないようだ。ところがこれもなかなかのものだ。印象としては、"Wired" ではちょっと出しゃばり気味のよに感じたキーボード(ハマーごめん)がちょっと引っ込んで、ギターとのバランスが良くなった感じがする。これはもう、完全に好みの問題だと思う。とにかく、独特の疾走感がある "Star Cycle" や "El Becko"、"Space Boogie" なんていうあたりは、これぞベック、という感じで、結局はやっぱり名盤てことよ。