野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

あたしにはいかんともしがたいよ

大成功を収め、世間で「天才」と称せられる人々は、一般人と何が違うのか。
てなことを、マルコム・グラッドウェルは「天才! 成功する人々の法則」という本で色々と考えてみた。

天才!  成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則


彼らはもちろん頭が良い。つまり、IQが高い。けど、そんな無茶苦茶に高くなくても良い。とてつもなくIQが高くても、社会的に成功できない例は、山ほどある。
実は家庭環境が大事だ。育った国や地域の文化にも影響される。運も必要だ。ひっくるめて言うと、「成功者は歴史と社会、好機と遺産の産物である」のだそうだ。
ふーん。だから?と俺様は思ってしまった。翻訳者の勝間さんは「素晴らしい!」と絶賛しているが。
300ページ以上を費やして、マルコムが言いたかったのは何?結局、よくわからなかったよ。いやわからなくはないけど、正直なところ「だから何?」なのだよ。
「世の中には、潜在的に能力を持っていながらも、それを生かす機会から、出自(生まれた年代や育った環境、民族性、など)によって構造的に隔てられている人々が多くいる。そんな人々にも均等に機会を与えるべきだ」ということだろうか。なるほどそうだろう。だけどそれを俺様に言われても… もっと社会的に影響力のある人に言わないと。カツマさんとかね。
あ、そういうことか。