野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

本代が月に20万!?

世間相場に比べれば、わたくしなんぞはまあ、それなりに本を読んでるほうだと思っている。だけど、この人たちはやっぱりちょっと尋常じゃないな。
「知の巨人」立花隆と「知の怪物」佐藤優の両氏による空前絶後のブックガイド、必読の教養書400冊ときたもんだ。いや、怪物とか言うたりなさんなよ。
まあ確かに怪物っぽいけどな。

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)

ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書)


ブックリスト1、「知的欲望に満ちた社会人へ」という200冊のなかで、読んだことがあると言えば

こんだけ。しかもファインマンとローマ人は全部は読んでないし。200冊のなかで聞いたことあるな、という本は半分もない。
さらにブックリスト2、「すぐ役に立つ、すぐ買える」文庫と新書から200冊、のなかでは

  • 現代語訳 般若心経
  • 武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新
  • 国家の品格
  • テロルの決算

4冊だけ。しかも立花リストからはゼロ。なんてことでしょう。
400冊のなかで、これから読んでみたいのは

  • 神は妄想である
  • 死ぬ瞬間
  • ツァラトゥストラ
  • 存在と時間
  • 精神分析入門
  • 現代語訳 論語
  • 日本の戦争
  • だめだこりゃ
  • 奇想の図譜

とまあこんなあたりかなあ。400冊もあってこんだけ。なんだか、二人の会話の内容を読んでいると、どんだけ「この本は面白い、すばらしい」と言われても「どーせ俺様には理解できねーよ」と思ってしまうのか、もひとつ食指が動かない。そういうわけで、ブックガイドとしてはあまり役には立ちませんでした、わたくしの場合。対談の内容はすごくおもしろいんだけどねえ。