野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

脱出、帰還

予定外の八王子泊、といっても泊れるところがあるだけでも上出来だ。
12時半ぐらいにとりあえず就寝したが、何度もやってくる余震と、携帯電話に時おり入ってくる緊急地震速報(とてつもない音がして、手動で切らないかぎり延々と鳴っている)のせいであまり熟睡はできなかった。
8時ごろに起きてテレビをつけてみたら、どうやらJRの横浜線、中央線とも運転を再開したようだ。それでは、というので余裕をみて11時東京発の新幹線を予約し、朝食に昨夜コンビニで買ったスープ春雨を食べて9時過ぎにホテルをチェックアウトした。
八王子駅へ来てみると、なるほど電車は動いているようだ。ということで中央線のホームへ行ってみるが、なかなか電車は来ない。どうも通常の3割〜5割ぐらいの本数で間引き運転をしているらしい。かれこれ20分ほど待ったところでやっと電車が来た。しかしそれに乗り込んでもしばらく信号待ちとのことですぐには動き出さない。結局動き始めたのは10時前だろうか。快速なのだけれどもほぼすべての駅に停車しながら、結局東京に到着したのは11時15分ぐらいだったか。通常ならば1時間弱ぐらいのところを1時間半ほどもかかったことになる。もちろん11時に予約した新幹線は三鷹の手前あたりでこりゃダメだと見切って12時発に変更済みだ。こういうときにエクスプレス予約はありがたい。
東京駅の構内は、目的の路線が運転していないため身動きが取れない人々で溢れ返っている。ビニールシートの上に段ボールやら新聞紙やらを敷き、おそらく昨夜からずっとそこに寝転がっているのだろうと思われる人たちも少なくない。
東海道新幹線は、自動改札を停止していた。精算は降車駅でやってくれと。そして乗車券売り場は長蛇の列。いや本当に長蛇だ。あらためてエクスプレス予約のありがたさを痛感した。そして、なんだかんだ言ってこんな状態でもほぼ通常通りに運行しているJR、色々と批判も受けているようだが、それでも立派だと思った。
いったん新幹線に乗ってしまえばもうこっちのものだ。定刻通りに新大阪へ到着した。無事に帰宅し、まずは一安心というところ。
それにしても、来週の火曜日にさっそく八王子への出張を予定しているのだが、さてこれはどうしたものだろう。