ちょっと訳あって「『組織力』の高め方」なんていう本を読んだのですな。
- 作者: 水島温夫
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/08/23
- メディア: 単行本
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実は以前に同じ著者の「『技術者力』の高め方」というのを読んだことがある。これらの本は、切り口は違うけれども、主張している内容はほぼ同じ。
やれMOTだBSCだISOだなんてもんを形だけ持ってきたって、日本の企業じゃうまくいかねーのよ、そんなもん。
というような内容だ。すごく乱暴に言えば。
でも、やれ日本はガラパゴスだとかムラ社会だからどうだとかって利いた風なことばっかり言ってる連中よりも、こっちのほうがよっぽど説得力あると思うよあたしは。
「技術者力」を読んだのはもう5年ぐらい前の話しだったと思うのだけど、洋モノのビジネス書なんかを読んだときの「うーんまあそのコンセプトはわかるのだけど…」というモヤモヤ感がずいぶんとすっきりして、「おお、そうだよな!」と膝を叩いた覚えがある。
まあ細かいところでは、うーん、と思うようなところも無いではないし、ちょっとクセもあるのだけど、それでも、なんだかこれなら信用できる、という感じがするのだよ。
だけどどうやらこのシリーズ、どれもあんまり売れなかったようで、みんな絶版になってしまっているらしい。なんだかなあ。もっと売れてる本でクソみたいなのって一杯あるのにな。