iPadを買ったときは、電子書籍もけっこう読むだろうと思っていた。でも実際には全然ですな。やっぱり紙の本が一番。何だかんだ言って古い人間なんだねあたしは。
そんなわたくしの数少ない電子書籍体験のひとつが、「斜陽」だ。
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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「i文庫HD」なるアプリをダウンロードすると、すでに相当量のテクストが組み込まれている。特に名作と呼ばれる日本の文学作品もかなり含まれており、太宰治だけでなんと14冊もある。どういうわけか三島由紀夫は一冊も無いけど。
先日旅行に行ったときに、飛行機の中で読む本がなくなりそうだったので、緊急避難的にiPadに仕込まれた名作コレクションの中から「斜陽」を読んだわけだ。
ううむ、えらい世の中になったもんですな。
太宰治って「人間失格」ぐらいしか記憶にないけど、うむ、まあなかなか面白いかもしれない。面白いけど、ちょっと鬱陶しいな。ええと、「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン的鬱陶しさ、と言ったら良いのだろうか。みんなこんな感じなんかしら、ダザイはん。
まあこんどの正月休みにでも、またなんか読んでみましょうかね。