野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

電子書籍の衝撃

iPadを買ったときは、電子書籍もけっこう読むだろうと思っていた。でも実際には全然ですな。やっぱり紙の本が一番。何だかんだ言って古い人間なんだねあたしは。
そんなわたくしの数少ない電子書籍体験のひとつが、「斜陽」だ。

斜陽 (新潮文庫)

斜陽 (新潮文庫)


「i文庫HD」なるアプリをダウンロードすると、すでに相当量のテクストが組み込まれている。特に名作と呼ばれる日本の文学作品もかなり含まれており、太宰治だけでなんと14冊もある。どういうわけか三島由紀夫は一冊も無いけど。
先日旅行に行ったときに、飛行機の中で読む本がなくなりそうだったので、緊急避難的にiPadに仕込まれた名作コレクションの中から「斜陽」を読んだわけだ。
ううむ、えらい世の中になったもんですな。
太宰治って「人間失格」ぐらいしか記憶にないけど、うむ、まあなかなか面白いかもしれない。面白いけど、ちょっと鬱陶しいな。ええと、「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン的鬱陶しさ、と言ったら良いのだろうか。みんなこんな感じなんかしら、ダザイはん。
まあこんどの正月休みにでも、またなんか読んでみましょうかね。