むかし、ほむらさんの「にょっ記」を読んだことがあると思ったのだけど、過去のブログ記事を検索しても出てこない。あれ?
ほむらさんの「にょにょっ記」が文庫になっていたのだ。どんな内容か、なんて確認する必要はない。ほむらさんだから、とりあえず買っときゃいいのだ。それでだいたい間違いない。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/01/04
- メディア: 文庫
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今回も、妄想全開だ。素晴らしすぎる。どうしてこの人は、日常のささいなことから、こんなにカラフルでチャーミングな妄想を膨らませることができるのだろう。うらやましい。それはたぶん、普通のひとなら常識として知っていたり、特に意識せずとも簡単にできてしまうことなんかに対して、いちいち緊張したり、驚いたり、どきどきしたり… ということと引き換えにして手に入れた美質なのだろうな。
「解説にかえて」収録されている、西加奈子さんの「偽ょ偽ょっ記」もまた、秀逸です。