「空飛ぶタイヤ」、下巻へ。
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/14
- メディア: Kindle版
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実に痛快。池井戸作品の魅力はここにつきると言っても良いと思う。そんなやつおらんやろとかあまりに見方が一面的に過ぎるだろうとか色々とケチの付けようはあるだろうけど、でもこの汎用性の高い勧善懲悪という話型をとことんまで突き詰めるってのは、やはり相当の力量が要るだろなっていうのは、まあそれなりに想像できるわけですよ。
ところでホープ自動車ぐらいの会社になれば、警察の高級官僚のなかに懇意にしている人物が一人や二人はいるはずで、下巻の残り100ページあたりのところからでもそのルートで大どんでん返しをカマすかも、と思っていたけど、さすがにそりゃないか。