「呪いの時代」が文庫になっている。
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/06/27
- メディア: 文庫
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テクノロジーの発展は、それ自身がまたテクノロジーの発展を加速する。今まで人間の暮らしを便利に快適にしてきたはずのものが、あるところを超えると、うまく制御できなくなる。「あるところ」というのは、たぶん「生身の人間が把握できる」レベル、つまりヒューマンスケールというか。それを超えると身体性を失い、色んなことが記号として扱われるようになり、そこから「呪い」が生まれる。原発とかグローバル資本主義とか。いや別にそんなことは書いてないかもしれないけど、なんかそういうふうに考えてしまったですよ。