野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

やっぱりバルセロナは晴れてないとね

兵庫県立美術館にて、ガウディ×井上雄彦展が開催中。これは行かないと。

日曜日ということもあって結構な人出だったが、まあなんとか。
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やはり観てて楽しいのは、井上画伯の画ですな。自然の造形を観察しまくる少年時代のガウディ、グエイ氏をパトロンとして得て、「好きなようにやりなさい」と言われる、新進気鋭の建築家ガウディ、実際に建築されたサグラダファミリアの出来栄えを見にいく大建築家のガウディ。和紙に墨で描かれたこれらの画が、モノクロなのにとてもカラフルでヴィヴィッドなのですよ。
ガウディによるデッサンとか図面は、建築やってる人なんかはかなり楽しめるんだろうけど、残念ながらわたくしのような素人にとっては、「ふーん」てなもんで。それでも、カサ・バトリョの立体模型を観たら、「おおおー」という感じで、4年前にバルセロナへ行った時に建物の中に入らなかったのが、ちょっと悔やまれた。あとカサ・ミラの椅子なんかも展示されていて、なるほどこりゃ面白いデザインだけど、やっぱり椅子は座ってみないとねー、などと思っていたら、いやこれがですね、ちゃんと座る用のレプリカが用意されているのですよ。で、こんなのケツ痛いんじゃねーの、とdisっていた椅子が実際に座ってみるとこれがなかなか良い感じだったり。他にもドアの取っ手なんかもレプリカを触れるようになっていて、これもまたしっくり来るという。うーむ、ガウディめなかなかやりよるわい、などと言いつつ、かなり楽しめました。見応えあり。
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