野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

驚愕の残念アプリ

ネットで Chord Pickoutなんていうソフトを見つけた。音楽データを読み込ませるだけで、コードを拾ってくれるというものらしい。価格は$9.95だそうで、そりゃすげえなオイ、と思ってちょいとダウンロード購入してみた。
使い方はいたって簡単で、前述の通り音楽データのファイルを読み込めば、画面にコードを表示してくれる。
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しかし随分とクセのあるソフトだ。Windowsでも使える(Macでも使えるWindows用ソフトというべきか)ように、Javaで作ったんじゃないかと思うのだけど、macOS標準のインターフェイスなんぞ完全に無視している。メニューバーにファイルをロードするメニューが見当たらない… としばし悩んだが実は本当のメニューはメインウィンドウのメニューに入っている。Windows風のUIですな。驚いたことにmacOS標準のメニューバーから"Quit"を選んでも終了できない。メインウィンドウのFileメニューから"Exit"を選ぶのだ。すごいなこれ。
さらにすごいのは、ファイルを選択するダイアログには、ボリュームに(Windows流に)C: なんていうドライブレターが振られていて、おまけに存在しないはずのMy ComputerとかMy Documentsとかwindowsなんてフォルダまで現れて、思わず目を疑う。いったい何がどうなっとるんだこれ。
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そして、歌詞を入力できるようになっているのだが、"Edit"メニューには"Paste"が無い。手入力するしかないわけですな。恐れ入りました。ちなみに、日本語は文字化けする。無理やりロードしても、エラーになる。データをコピーしてファイル名を英語に書き換えてやれば読めるけど。
で、いくつかの曲を実際に読み込んでみた。まあそんなに期待はしていなかったが、ちょっとややこしい曲になると、もうダメね。そもそもコード自体が、メジャーとマイナーと7thぐらいしかないし。そんな簡単なコードしか使ってないのなら、自分でも耳コピできるよな… と思う。
というわけで結論としては、「だめだこりゃ」でした。とほほ。