野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

これでもかとばかりに肉を

かなり久しぶりに、茨木が誇る名店イル・ピスタッキオへ行った。どれくらい久しぶりかというと、最後に行ったのが2015年7月。3年半ぶりってか。
メニューはおまかせのみとなっている。今の季節なら、肉ですな。
まずはワインを選ばねば。カラフェにする?と思わんでもなかったが、まあボトルでいっとくか。

ネロ・ダーヴォラとフラッパートですってよ。
メニューは事前にブログで開示されている。前菜は7皿(!)で、

  • Crispelle con ricotta(リコッタを詰めたクリスペッレ)
  • Asino condito(ロバ肉のコンディート)
  • Insalata di arancia rossa(赤オレンジのインサラータ)
  • Cotoletta di suino nero al pistacchio(黒豚のコトレッタ ピスタッキオ風味)
  • Scaloppine al marsala(仔牛のスカロッピーネ マルサーラ風味)
  • Polpetta in agrodolce con le mandorle(仔牛のポルペッタとアーモンド アグロドルチェ)
  • Salsiccia al sugo(サルシッチャのトマト煮)

となっている。
日本語で書いてあっても何のこっちゃ、という感じだが、とりあえずロバ肉のコンディートが美味い。すね肉っぽい噛みごたえのある食感の肉にしっかり味が付いてて、まあ酒のアテですわな。

黒豚のコトレッタ、てのはつまりカツレツだから、要するにトンカツか。どっちかというとシュニッツェルっぽいけど。これもがっつり塩コショウ味に衣さくさくでピスタチオ風味がたまらん。

スカロッピーネって何なんでしょうね。とりあえずこのマルサラ風味のソースがまったり美味い。

で次にPrimo PiattoではなくPrimi Piatti、と複数形になっているのがポイントで、パスタが2種類。

  • Pasta con il cavolfiore(カリフラワーのパスタ(ブカティーニ))
  • Lasagnette con ragu e ricotta(リコッタであえたラザニェッテ ラグー添え)

てなわけで。
この辺りで問題が発生した。
二人だとちょっと持て余すかな… と思っていたワインのボトルが空いてしまった。あとはグラス一杯弱ほど残っているワインで、パスタとメインを何とか乗り切らねばならない。前菜で飛ばしすぎた。というか前菜が揃いも揃ってワインがススム君なのがイカンのだ。このワイン泥棒め!
メインはPollo ripieno(詰め物をした鶏肉)。つけあわせにジャガイモ。粉ふき芋的な感じで。

この詰め物ってのがサルシッチャっぽい。すでに結構お腹いっぱいだったが、がんばったぞ。
さらにMandarino(ポンカン)、デザートにカンノーロはちと厳しそうだな… てことでGelato al pistacchio(ピスタッキオのジェラート)。

食後酒ではなくてコーヒーにしたが、お腹苦しかったし、ここはやはりdigestivoを選ぶべきだったのだろうか。
いやー美味しゅうございました。お腹ぱんぱんです。次は夏に、魚食べに来たいな。