野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

こういう芸風ってけっこう需要があるみたい

先日「Fukushima 50」という映画が公開されたようだ。
なんでも、福島の原発事故をネタにして、さりげなく東京オリンピックプロパガンダになっているというなかなか気色の悪い代物らしい。
でこの映画の原作が、『死の淵を見た男』という本だ。

福島第一原発の吉田所長を始めとする数多くの関係者に取材し、あの事故の時に内部では何が起こっており、そこで原発の所員たちが何を考え、どう行動したのかということが書かれている。まさに迫真のドキュメンタリー、という感じでなかなか面白い。

ちなみにこの著者の名前をGoogleの検索ボックスに入れると、「ネトウヨ」とか「日本会議」などサジェストされる。Twitterもやっているようなので一連の投稿を見ると、なかなか残念な感じで味わい深い。
わたくし別に朝日新聞の肩を持つつもりは無い。原発事故に関しては吉田調書の件でやらかしてしまったのは確かだし、だいたいあのどこかスノビッシュな感じにはときどきウンザリさせられる。が、何かというと朝日新聞を目の敵にする人々って基本ロクでもない連中ばかりだと思っている。別に統計取ったわけじゃなくて個人の感想だけども。
いやあ、惜しいですね。