超絶デキるクソ野郎とボンクラなナイスガイ。
一緒に仕事するならどっちが良い?って訊かれたら、うーん難しいな。どっちも嫌だ。
そこそこデキるナイスガイで良いよ、ていうのは贅沢かな?
でも『Think CIVILITY: 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』によればその選択は正しい。
Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である
- 作者:クリスティーン・ポラス
- 発売日: 2019/06/21
- メディア: Kindle版
それは何となくそうかも、という気はする。クソ野郎とかかわるとどうしても気分悪いし、ナイスガイと一緒なら機嫌良く働ける。それは仕事に影響を与えているように思えるし、実際に影響しているのだ、という実験結果があるんだそうだ。
なるほどね。最近はこのCivility=礼節(どうもこの「礼節」という訳はしっくりこないけど辞書にはそう書いてあるし他に適当な言葉も思いつかない)を重視する企業も増えているのだそうで。
例えばグーグルとかマイクロソフトなんかもそうだ、と聞くと、へええ?と思ってしまう。だって、マイクロソフトといえばミスターパワハラのデヴィッド・カトラーだったり、そもそも創業者のビル・ゲイツだってなかなかのアレだし、だいたいシリコンバレー界隈のテック企業なんてだいたいギーク野郎たちのガレージカンパニーがルーツなのに、そこにファッキン礼節もクソもあるのかよ、などとそれこそ無礼極まりない感想を抱いてしまうわけだが、まあ時代は変わっているのだよ、ということですかね。いやあ勉強になります。