野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ケーキはもちろん新品ですぜ

せっせと実家の片付けをしている。
カートリッジ部分が無くて、電源の入らないレコードプレーヤーがある。
古いCDプレーヤーの電源は入った。しかしトレイが出てこない。それはあかんやろ。
加湿機がなぜか2台出てきた。
何だかよくわからない(無駄にデカい)鍋だか鉄板だかもある。
よくわからないと言えば、何で金庫なんぞがあるのだ。
そんな諸々を処分するべく、オフハウスへ行った。
しかしながら引き取ってくれたのは金庫と突っ張り棚ぐらいなものだ。加湿機や調理器具は未使用のものに限る、家電は10年以上経ったものは引き取れない、などと生意気なことばかり吐かす。何でも引き取れないものはない、ぐらいの勢いで宣伝しているくせに、看板に偽りありだなお前ら、と罵倒したくなるのをぐっと堪えて立ち去りつつ、今度はハードオフに電話してみた。10年以上経った家電は引き取れないとオフハウスさんに言われたんですが、動かないCDプレーヤーやレコードプレーヤーって買い取ってもらえますか?と。
動作しなくても、部品取りにできるからジャンクとして買い取ってもらえるのだそうだ。そうだよな、ハードオフはそうじゃないと。
ということでハードオフへ。CDプレーヤーは50円、レコードプレーヤーは1500円で売れた。

朝からずっと降っていた雨もやんだし、夕方に散歩に出ることにした。
噂に聞いていたボルゾイレコードに行ってみた。

アナログレコードにCD、そして本も少々。
狭い店だが、何ともたまらん品揃えだったりする。
ホルガー・シューカイのソロアルバムが中古CDで出ていたので、思わず買ってしまった。こんなん他所で見たことないし。

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レジで支払いをする時に、店主と少しだけ話をした。この店をどれくらいやっているのかと訊くと、11年目だとか。そんなに前からあったのか。気付かんかったな。目立たない場所でひっそりやってますんで、と店主。
マスダレコードも無くなって、この辺レコード屋がありませんからね、とも。
そう、そうなんだよ。やっぱりレコード屋は必要だぜ。うん、良い店だ。

ボルゾイレコードの至近、仏具屋の隣にはレッドラムという古着屋がある。
わたくしは普段、古着に立ち入る習慣はないのだが、この店のブログが面白いので、一度行ってみたいと思っていた。

なるほど、店主ニッタさん、こういう感じの人なのか。
店内はもっと混沌とした感じを想像していたのだが、けっこう整然としている。
10代〜20代の若者たちが、お金はそんなにないけどセンスで工夫してオシャレしよう、という感じで買いに来る店なので、単品で見るとそれはちょっと無いだろう、というような品が多い。ブログに出ていたジミヘンのTシャツがあれば買おうと思っていたのだけどな。そもそもTシャツも、全体にサイズ大きめだ。10代の女の子がかなりのオーバーサイズで着ることを想定されているのだ。そんなもん、50を過ぎたおっさんがXLとかXXLのTシャツなんか着たら、ダラシないか小汚いだけだ。それでもじっくり探したら、ちゃんとMサイズでかつ奇抜すぎないデザインのTシャツがあったので、そいつを買った。800円。すげえな。

帰りにケーキ屋に寄った。ソムリエという、こちらは老舗だ。わたくしが小学生ぐらいの頃からやっていたはずだ。

公式ウェブサイト(この微妙に垢抜けない感じがまた味わい深い)で調べてみたら創業1978年だった。つまり43年前だ。大したものだ。わたくしの記憶する限り、鳥取市内で初めてのケーキ屋だったと思う。
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ちょっとモンブランってな気分ではないな。ポム・ヴェールにアカプルコ、どっちもムース系になってしまった。


鳥取市内にはいろいろと、面白い店がある。