野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

いつまでも待ってられまへん

3月に入るとさすがに寒さも和らいできた。風は冷たいが、おおむね晴天で、気温は比較的高めである。
今日は久しぶりに安威川河川敷コースを走ってみた。
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安威川を北上して茨木川と合流する辺りまで行き、さくら通りを戻ってくるコース。
これで16km。
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帰宅して遅めの昼食を摂り、昼寝をしてから梅田へ。
修理に出していた靴を取りに行ったのだ。
4年前に大丸の正気を疑うセールで買ったヤンコのトウのあたりに、結構えげつない傷が入っていた。とても自分で修繕できる気がしなかったので、噂に聞いていたBontáという店に持ちこんだのが一週間前のこと。
本来は靴のビスポークをやる店なのだが、各種の修理もリーズナブルな価格で行ってくれるらしい。
傷がついた状態も記録しておくべきだったなと思うが、今さらどうしようもない。とにかく、傷など跡形もなく綺麗に修繕してくれた。
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しかも、これでもかというくらいにピカピカに磨き、コバに墨も入れてくれたようで、新品と見まごうばかりになって帰ってきた。これで3,000円はお値打ちであろう。
ヤンコの回収と入れ代わりに、今度は別の黒キャップトウを持ち込んだ。こちらはヒール交換のつもりだったが、ソール全体も摩耗しており一部には穴も開いているためオールソール交換を勧められた。
オールソールとなるとけっこう高くつくが、購入後5年が経過しているので、まあそろそろ頃合いでもあろう、ということでお願いした。
そこで、ソールは松竹梅と3種類ありますがどれにします?と問われた。いや、松竹梅とは言ってないが、要するに値段が違うのだ。
真ん中のやつは少し肉厚でトリッカーズなんかにも使われているやつ、一番高いやつはエドワードグリーンで使っている高級品です、などと一通り説明し、高いやつの方が長持ちするなんて言われてますけど実はそんなに違いがあるわけでもないし、特にこだわりがなければ一番安いやつで良いと思いますよ、なんてことを言う。愛想は無いが商売っ気も無いなあ… はい、一番安いやつ(それでも13,000円とかするけど)でお願いします。

ヤンコの修理の出来が予想以上だったので気分が良く、『薔薇の名前』を紀伊國屋書店で買った。
ずっと文庫落ちあるいはKindle化を待っていたのだが、まったくその気配は無い。もうそろそろ良いんじゃないかと思ったのだ。
財布の中で眠っていた図書カードとQUOカード合計2,500円分を活用する良い機会でもある。
普通の小説のコーナーを探しても見つからないので、大型書店のくせにこんな有名な本を置いてないとはどういう了見だコラ、と端末で検索してみたところ、哲学のコーナーにあることが判明した。なんでやねん。
いやしかし、上下巻そろうと、なかなかの威圧感だなあ。
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しばらく寝かしておいて、少しまとまった休みの時にでも読み耽ろうと思う。