野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

事前に調べとけっちゅう話ですけどね

兵庫県立芸術文化センターアファナシエフが来る。4000円ポッキリで。
というのを新聞広告で見て、こら値打ちあるわ!と予約したのは残暑厳しい9月のころ。

ずいぶん先の話、と思っていたけども、まあ月日の経つのは早いもので。
金曜日に調子乗り過ぎたため昨日はプチ廃人で走れなかった分を午前中に慌てて何とか10km。

てなことをやっていたため、あまり時間に余裕があるとはいえない。
それでもなんとか13時過ぎには西宮北口駅に到着。昼飯は駅前で適当に… と思っていたのだが、どういうわけか駅前にはほとんど飲食店が無い。改札内にはタリーズがあったがクソ不味いコーヒーなど飲む気になれずスルーした。特急の停まる駅なのだから阪急そばがあるはずだと思っていたが見つけられず。周辺をうろうろしてみたが適当な店がなく、結局はローソンでサンドイッチなど買って会場前の広場のようなところで流し込み、開演5分前にホールに入る羽目になった。ちなみに、後で調べたらタリーズは結構フードメニューがあったので、その辺を食べて紅茶でも飲んどけば良かった。

さてコンサートはまず堀米さんのソロでバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番とパルティータ第3番。バッハは好きであれこれ聴いているがこの辺は初めて。パルティータのガヴォットには無伴奏チェロ組曲のガヴォットにも酷似した曲があって、あれあれ?と思ったり。
後半はいよいよアファナシエフ師匠が登場。相変わらずふてぶてしいというか機嫌悪そうなその辺の爺さん、という感じで。
まずはシューベルトの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調』。
わたくし1階Gでかなり前の方の良い席だったと思うのだが、堀米さんの譜面台でアファナシエフ師匠がよく見えない。
アファナシエフ師匠のヴィジュアルなんて、そんなに麗しいもんではないのだから別に良さそうなもんだが、師匠の演奏の様子ってのは見ていてけっこう楽しいから、ちょっと残念。
まあそれはそれとして、次はブラームスの『ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番「雨の歌」』と。
うむ、やはりわたくしはシューベルトよりブラームスの方が好みだな。
ちなみにいずれも知らない曲なので、正解をよく知らない。したがってアファナシエフ師匠の演奏が異端なのかどうかは判断がつきかねた。
アンコールもやはりブラームスで『瞑想曲』。これが一番好きだったかな。
それにしてもアファナシエフ師匠、お辞儀の角度が異様に浅い。腰痛でもあるのだろうか。あるいはあの腹が邪魔なのか。
どうでも良いが西宮北口駅界隈は、もう少し飲食店を充実させてほしいものだ。