野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

また民郎が出てきたぞ

なんでこんな本に手を出したのだろう?と少し不思議に思うが、つまりこれもまたKindleに勧められてついうっかり、というやつだ。
どちらかというと、なぜKindleはこんな本を勧めてきたのだろう?という方が問いとしては適切な気がする。
基本的にはわたくしの読書傾向に基づいているのだろうけど、そうすんなりと納得はできない。そりゃまあ嫌いじゃないのは確かなんだけども。

じゃあ面白かったのか?と言われると、それは正直なところ、かなり微妙だった。
たぶんそれはこの本のせいではない。大して興味があるわけでもないのに読むからだ。
ではなぜ興味がないのにKindleはこの本を勧めてきたのか、と話はそこに戻ってしまうわけだが、おそらく『内閣調査室秘録』とか『公安調査庁』とか『CIA秘録』とかそういった本を読んでいるからだろう(けっこう読んどるな)。
いや、これらの本を読んで手放しに面白かったのならそれでも良いのだけど、いずれもそれなりに難儀した、というかもっと有り体に言えばその感想は概ね、「結構ダルかった」という辺りを中心に分布している。
なのにまたこんな本(「こんな本」とかいうな)を読んでしまうわけだ。業が深いな。
内容はタイトルの通りだ。第二次世界大戦中とそれ以降、日本におけるインテリジェンス(諜報機関と言った方がわかりやすいが、その単語は必ずしも実態を正確かつ包括的に表しているわけではないと思う)の歴史についてひたすら述べ続ける本だ。正直そんなに面白いわけではない。だって興味ないんだから。
とりあえず、日本の政府や省庁にはインテリジェンスにかかわる複数の組織が点在しており、しかし縦割り的かつタコツボ的運用により本来なら連携すべき局面においてもそれらは個別に動いて壮大な非効率と無駄を発生させ、国益を損なってきたのだ(だいぶマシにはなってきたけど)、ということがわかった。
でもまあ、普通はどうしたってそうなるよね。『CIA秘録』にあるように、CIAだってかなりお粗末だったんじゃないの?それこそ今はマシになってるんだろうけど。事件の捜査で所轄の警察とFBIとCIAがそれぞれ好き勝手なことをやってぐじゃぐじゃになる、みたいなの、小説とかハリウッド映画とかでよく見るやつだ。
次は『戦後日本の安全保障』なんてのがおすすめに上がってきた。もうしばらくそういうのはいいです。