野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

そろそろ休ませてやれよ

本日は台風のため終日引きこもりだ。
各地でえらいことになっている。特に鳥取は最大級の警戒レベル。
つくづく昨日のうちに帰ってきておいて良かったと思う。

他の用事でつけたテレビで、たまたま『13日の金曜日』をやっており、つい最後まで観てしまった。

この映画は観たことがあると思っていたのだが、一秒たりとも記憶にあるシーンが無い。
ひょっとすると、初めて観たのかもしれない。
13日の金曜日』といえば超有名な映画で、アイスホッケーのマスクをかぶったジェイソンが出てきて、チェーンソーで人を殺しまくるスプラッター映画である、と思っていた。
が、いつまで経ってもジェイソンは出てこない。もちろん、人は殺される。思いがけないところに死体が出てきて、驚かされる。
けど、ジェイソンは…?
と思っていたら、ジェイソンの母親、というおばはんが登場し、主役の(仲間が次々に殺されるが最後まで生き残る)お姉ちゃんとどつきあいをする。時々その辺にあった得物は使うが、概ね素手のタイマン勝負である。最後にお姉ちゃんが反則技の凶器攻撃で勝つ。
何というか、ずいぶん牧歌的なホラー映画だ。
じゃあのホッケーマスクは何なんだ?チェーンソーは?と思って調べてみたところ、オリジナルの一作目であるところの本作においては、いずれも出てこない、ということが発覚した。ジェイソンと言えば、のあのホッケーマスクは、「PART3」を待たねばならない、ということらしい。
なお「PART3」の後には、「完結編」「新・13日の金曜日」「PART6/ジェイソンは生きていた!」「PART7/新しい恐怖」「PART8/ジェイソンN.Yへ」「ジェイソンの命日」「ジェイソンX 13日の金曜日」とシリーズは延々と続いていき、超能力やら特殊部隊やらも登場するかと思えば死んだはずのジェイソンが落雷で生き返ったり、さらにその後は何度でも生き返る設定になっていたりと、ジェイソンの進化はとどまるところを知らない。
そして、『エルム街の悪夢』のフレディとの共演を果たした、というのはご案内の通りである。

まあこの辺ファンにとっては常識なのだろうが、わたくしは初めて知って、なかなかの衝撃でありました。