盆休みに中古CDで買った"Before and after science"を聴き倒している。
ブライアン・イーノといえば、いわゆるアンビエントシリーズばかり聴いていて、アンビエントになる前の、初期のアルバムなどほとんど聴いたことが無かった。しかし、改めて聴いてみると、なかなか良いなこれ。このアルバムなんかは、たぶんアンビエントシリーズが出てくる直前ぐらいのタイミングだと思うのだけど、後半の"Through Hollow Lands"や"Spider and I"みたいに少しアンビエント寄りの曲もあったりする一方、アンビエントとは程遠い感じで、"King's Lead Hat"なんかはちょっとロキシーミュージックっぽかったり、"Energy Fools The Magician"は、デヴィッド・ボウイのいわゆるベルリン3部作ってこんなのあったよね(イーノプロデュースなんだから当然だ)、だったり。"Kurt's Rejoinder"あたりの、ちょっとアフロビートにフレットレスベースがうねうねのたくる曲なんか、たまらん感じだ。ひょっとしてベースはミック・カーンか?と思ったがパーシー・ジョーンズだった。フレットレスならなんでもミック・カーンってなわけでも無いだろう。
ちなみに"By This River"は、このアルバムより先にAlva Notoのアルバムで初めて知った曲だ。
いやなかなかの名盤でありました。