野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

俺のカロリー全部でなんぼや

Runkeeperは1週間何もしないでいると、「そろそろどうかね?」的なメッセージをチラっと出してくる。小賢しいやつだ。確かに昨日は走っていない。しかし、記録こそ残っていないが昨日は脚(と肝臓)を酷使したのだ。今日はもうのんびり過ごしたら良いじゃないか。

とは思うが、ちょっとした登山で10〜15kmほど歩いても消費カロリーはせいぜい500kcalといったところか。普通に10km走ると、1時間ほどで700kcal消費できるのだ。うーん昨夜はイワシを貪ったし、もうちょっと動いとくかなあ、いやでも出かけるのジャマくさいなあ、と葛藤しながらとりあえず昼食後に昼寝。

うん、やっぱり行っとこう。と思い立ったのはもう夕方だ。どんだけグズやねん結局行くんなら行くでサクっと思い切って行けば良いのに、といつも思うのだが、これはわたくしの父親が小学生の時に隣の家で飼っていたイタチを虐待したために、そのバチが当たって息子にグズの呪いがかけられたのだから仕方がない。

というのはまあたった今でっち上げた話ですけどね。なんかもう、それぐらいに根深いものを感じるのだよなあ。

本当は梅田のティップネスに行きたかったが、近場にある茨木の東急スポーツオアシスで手を打った。やっぱり走るよりも泳ぐ方が好きだ。1時間ちょいで2km。何ヶ月ぶりだろう。けっこう消耗した。フラフラですわ。

フラフラついでに、オアシスの近所のレーズン堂に寄ってビールを飲んだ。もともと日曜は定休日のはずだが、何らかの理由により営業していたのだ。

というわけで、みんな大好きヒューガルデン。ついでに、キルケニーのアイリッシュエールも。

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オーケー、これですべてぶち壊しだ。

キルケニー、初めて飲んだが独特の味わいだな。なかなか美味い。

タコとイワシで大満足

登山付き飲み会、先日の摩耶山に続いて今度は六甲山へ行くことになった。
朝8:00に阪急芦屋川駅に集合。なんだかものすごく人が多いぞ。まあ、梅雨入りする前の最後のチャンスというタイミングだし、なんと言っても快晴だし。
芦屋に沿って住宅街を抜け、ロックガーデンから入る。岩場を上がるの、なかなか楽しい。
そして、風吹岩に到着。
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ちょっと休憩して、さらに上がる。いや、ちょっと下りてから、六甲山の最高峰を目指す。みんなから、せっかく上がったのに… とのボヤきが出る。まったくだぜ。
快晴でだんだんと気温が上がってきているが、山の中は日陰が多く、ずいぶんと涼しくて気持ちが良い。
山頂の少し手前、一軒茶屋にて、きつねうどんで簡単に昼食。少し休憩した後、さらに上ると10分ほどで山頂に着く。いやあなかなか結構でございますな。
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山頂から、今度は有馬に向かって降りていく。1時間ほどだったかな?有馬温泉の「銀の湯」で入浴。いやーさっぱりした。風呂に入ってさっぱりした後は、やはりプシっといきたいわけで。近所でどこか適当なところは… と探すと、銀の湯の斜め向かいぐらいに「グリル六甲」というのがある。いやそんなガッツリはいらんし… と思ったがよく見ると、ハイカーセット1,000円、というのがあるではないですか。生ビール一杯に枝豆、フライドポテト、ソーセージ、唐揚げ、生ハム、ガーリックトースト等がちょこちょこっと付くのだ。これなかなか良いではないですか、てことで、グリル六甲にて、プシっと。生ビールはアサヒスーパードライ。意外と真面目に入れているようで、けっこう美味い。一杯飲んで、もうちょい行っとくか、とメニューを見ると六甲ビールがある。おお、ええやんけ、てことで六甲IPA
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バス停に行くまでにちょこっと周辺を散策してみたけど、なかなか有馬も楽しそうですな。けどまああまり時間も無いことですし。
問題は15:45のバスに乗れるかどうか、ということだ。我々のパーティは総勢7名。あと何席残ってますか?と窓口で聞くと、ちょうど7席、と。何と、そんな都合の良い話があるのか、と驚きつつチケットを買って梅田行きのバスに乗り込む。車中で昼寝して、17時前ぐらいに阪急三番街のバスターミナルに到着。そしてここからただちにJRで福島へ移動するわけですな。
福島へ移動、といっても別にどこかの店を予約していたわけではない。7名もいると話は簡単ではないが、福島へいけば何とかなるだろう、ぐらいに考えていたわけだ。で、「イワシはどうよ?」という意見が出た。うむ、パーラー184な。そりゃ入れたら素晴らしいが、あの予約困難店にいきなり7名いけるとは思えない。でもまあダメもとで聞いてみるか、と電話してみたらあーた、外席になるけど、という条件付きではあるが、18時からいけるよ、というではありませんか。いや素晴らしい。
問題は18時まで少しばかり時間があるということ。で、福島の主、M夫妻の案内により、多幸屋なるタコ焼き屋にて一杯。タコのカルパッチョにタコ焼き3個食べてビール飲んで、ウォーミングアップは万全、というところでパーラー184へ移動。
こういう天気と時間帯って、外席で飲むのに最適、と思うのですよ。前菜盛り合わせ、ナイスです。
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7人でワイン何本飲んだかな?4本ぐらい?まあ、ほど良きところ、じゃないかなと思う。久しぶりに食べたベッカフィーコも美味かったす。
f:id:neubauten:20180602184049j:plainそんなこんなでお腹いっぱい。せっかく福島まで来てるんだから、もうちょっと行っても良いのだけど、朝早かったしさすがにちょっと疲れてきた。てことでこのあたりでお開き、ということに。
天候にも恵まれ、たいへん良い飲み会、じゃなかったハイキングとなりました。

あなご飯ってのもあったなあ

もう6月てか。かなんなぁ。
などとボヤきつつ本日は広島に出張でございまして。
週に3日も出張はちとキツいなあと思っていたけど、前半のいわきに比べれば広島なんて、ものっそい近い。楽勝で日帰りできますわな。
とりあえず14時前に広島駅集合、となっていたので、少し早めに行って広島で昼飯を食べることにした。
さて広島で昼飯を食べるなら?
ASSEという駅ビルの中の飲食店街には、多くのお好み焼き屋が入っている。なかなか惹かれるものがあったが、お好み焼き屋って思い切り匂いがつくしなぁ… じゃ尾道ラーメン?と思ったけど、行列できてるし。いや、実はそんな長い行列でもないけど、尾道ラーメンってのがビジュアル的にあまりそそらないのよな。
で結局、「ばくだん屋」の広島つけ麺。

広島つけ麺?いつからつけ麺って広島名物になったんだ?どの辺が広島なの?このキャベツとか?とあれこれ疑問に思ったけども、とりあえずはなかなか美味かった。蒸したキャベツは別として、細切りのキュウリが乗っていたり、つけだれも冷たかったり(ゴマだれと和風しょうゆ味の2種類。ゴマだれを選んだ)、つけ麺というよりなんだか冷やし中華っぽいよな、と思ったけど。

もみじ饅頭といえばにしき堂、と思っていたけど、実は他にもいろいろあるんですな。今回は結局買わなかったけど。
その代わりに、ってこともないけど、「牡蠣のオリーブオイル漬け」の缶詰を買ってみた。

白ワインか、冷酒なんかも良いかもしれませんな。まあこれについてはまた後日ゆっくりと。

南茨木につれてって。

南茨木の名店「海鮮料理と酒 いくひさ」再訪。今度は6名にて。前回2人で行った時に、これはもう少し人数が多い方が良いなと思ったのだ。そうすればあれこれ手を出せる。なので、前回は手が回らなかった白子とか鰹の藁焼きとかも満喫できた。それでもマグロほほ肉の炙りまでは手が回らず。
で、いくひさの後は、せっかくだから先日移転オープンした「味幸房みなみ」にもちょこっと行ってみようてなことになり。
いやあ、ええ感じの店ですねえ。箕面ビール置いてはるんですか。

そして噂の「おまかせにぎり5貫」。

うーむ、噂通りこれちょっとアタマおかしいな。
あらためて思った。南茨木が熱い。

明けない夜はない、しかしグズは一生治らない。

昨年の10月にリマインダーに登録してからすでに半年以上が経過したタスク、「エクスプレスカード解約」を本日ついに完遂した。
実に長く苦しい闘いであった。ってのは嘘です単にグズなだけですごめんなさい。
カードの有効期限は今年の5月。
すでに新しいカードは送られてきている。そして5月はもう終わろうとしている。まさに「待った無し」という状況なわけで、さすがのわたくしもここまで追い詰められれば本気を出さざるを得ないではないですか。
で、電話したら自動音声のまどろっこしいガイダンスが出てくる。これに応えてメニュー番号を指定し、カード番号を入力したところでオペレータにつながる。いや、簡単にはつながらなくて5分ぐらい待たされたかな。まあとにかくオペレータにつながり、カード解約するで、と告げて本人確認のために名前とセーネンガッピを言うと、ものの数秒で処理は完了した。拍子抜けするぐらいに簡単だった。前回、退会理由を根掘り葉掘り訊かれたり、ポイントの処理を執拗に勧められたり、てありゃ何だったんだ一体。
とにかくこれでリマインダーに登録されたタスクはきれいさっぱりなくなった。
と思いきや、6月の健康診断に向けて、近日中に「検便のためのサンプル採取」略して採便、というお世辞にも心踊るとは言い難いタスクが待ち構えている。地味に憂鬱だ。しかし、来週一杯ぐらいは、忘れていても大丈夫だ。束の間の平和を寿ごうではありませんか。

いわゆる「よそさん」のことですよね

京都では、昔からそこに住む「地の人」に対して、どこか他の場所から移り住んできた人のことを「入り人(いりびと)」と呼ぶのだそうな。へええ。
で、原田マハの『異邦人』、このタイトルを「いりびと」と読ませる。

異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

異邦人(いりびと) (PHP文芸文庫)

 

マハさんお得意のアートもの、なのだけども、いよいよ本作ではアートにまつわる狂気とか妄執とか、そういうダークサイドに踏み込んできて、ちょっと今までと違うテイストに。まあベタにいえば、より昼ドラ的ドロドロ要素の配合を強めにしたという側面もあり、そのあたりはおそらく賛否両論分かれるであろうところ。えーそんなドロドロなんイヤ、と眉を顰める人もいるだろうし、なんやドロドロいうても中途半端やのう、と斬って捨てる向きもあろう。あれ?これじゃ賛否両論じゃなくて否ばっかりか。いえ、わたくしは良いと思いますよ。面白く読みました。原田マハ作品に欠かせないダメ男ももちろん登場していて、それはつまり準主役の篁一輝。まあへなちょこのボンなわけですが、これがもうエエ感じにダメでねぇ。
でこの小説はまた、京都という土地の閉鎖性と、そこに育ってきて独自の進化を遂げた美、豊饒な文化、みたいものも見せてくれる。で、わたくしなんぞは読みながら、へええーなんて感心したり驚いたり。やはりアレですよね、文化資本っていうのは社会階層だけでなく、地理的にもロックインされてしまうものなんですねえ。いやあ京都って怖いとこどすなあ。

気仙沼って実は鰹の水揚げ量日本一なんだぜ

さてこれで何回めになりますかね、いわきへの出張。別に意図しているわけではないのだけど、どういうわけか月曜日の午後になることが多いのよね。そしてその夜はいわき泊。いやそりゃ早く終わるんなら、ちょっと無理してでもそのまま大阪に日帰り、てことにしても良いんだけども、なかなかそうもいかなくて。今日なんか午後2時にスタートして、終わったの夜の7時よ?ほんともう勘弁してくださいよ、て感じで。
「いわきに泊まったら行っておくべき店」リストの最上位にある、赤鬼。今までも何度かトライしたものの、様々な理由により訪問が叶わなかった。そして今回、あらかじめ電話をしてみたのだが残念ながら、空いてませんねぇ、という返事。でも9時までに空きが出たら連絡しますよ、とのこと。しゃあない、とりあえずどっか行くか、てことで新規開拓したのが「魚菜処 ほんむん」という店だ。
いわきに来たら、とりあえずはメヒカリの唐揚げ。

いやーぶりぶりで美味かった。
あと、初物のかつをの刺身なんかも絶品で。
美味いやんけワレ、と3人で悶絶しているところに、赤鬼から「空いたで」と電話がかかってきた。なんですと?!ということで、「今から30分で行きます!」と答え、残ったビールをががっと飲んで。
ついに悲願達成、赤鬼の初訪問となったわけだ。
とりあえず突き出しに度肝を抜かれる。

そして、焼き鳥5本盛り、を注文。いやこれがまた…

ちょっとわかりにくいかもしれないが、法外にデカい。もちろん美味い。ニンニク味噌をつけるようになっていて、これがまた、たまらん。
いやそれにしても、このボリュームはなかなか、おっさんにはキツいものがある。
ここはやはり、一軒めで来るべきであるなあ。
心配することはない、6月にもう一度来ることになっている。いっそのこと次回は、予約入れといたろかな…