今週はすでに千里眼シリーズを3作読んだところですが、某K君は、「もう読んだんですか!?」とさらに2冊、追加で貸してくれました。そんなわけで、今日はほぼ1日家にこもりきりで「千里眼/マジシャンの少女 (小学館文庫)」を読みました。
- 作者: 松岡圭祐
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/03
- メディア: 文庫
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「催眠」「千里眼」に続く「マジシャン」シリーズのキャラクターが合流です。でもって、ついに主役の岬先生にはニセモノが登場。やっぱり正義の味方っていうのは、ニセモノが出てきて初めて一人前ですよね。
それにしてもハリウッド映画なんかでよくある、刑事がそのへんの一般市民の車やバイクをパクって犯人を追跡する、っていうパターン、今回もやってます。しかも、別に呼ばれたわけじゃないのに勝手にやってる、ていうね。またノーヘルですし。悪質ですね。古畑任三郎とかコナン君なんかは、行く先々でやたら人が殺されるっていうところに関して不自然さを指摘されることがよくありますが、岬先生の場合はどっちかと言うとご自分でトラブルを起こしてるようなフシもありますからな。
あと、今回の楽屋落ち(?)は、テロリストの「C4爆薬はご存知ですね?C4の説明まですると、三流の武装勢力に思われるのでいたしません。冒険小説でも、C4爆薬の説明をする作品は駄作ときまっております」という発言。笑ってしまいました。
まぁとにかく、感想を一言でいえばこういう事です:
あー面白かった。