「はじめての〈超ひも理論〉 (講談社現代新書)」なんていう本を読んでみたのだけど。
- 作者: 川合光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/12/17
- メディア: 新書
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この本って、いったいどういうレベルの読者を想定してるんだろう。よくある話だけど、「できるだけ数式を使わないようにしました」だからといって、わかり易い説明になってるかというと、ぜーんぜんそんなこと無いのだ。ま、要するに、何だかよくわからんかったんでちょっとムカついてるって事なんですけどね。それにしたって、全体に説明がなんか独善的な感じがする。ろくに事前の説明なしにクオークを持ち出してきて説明したり、ファインマンダイアグラムを描いてみたり、って本当にそれで解ると思ってんのかよ。数式だって、適度に使った方が絶対解り易いと思うよ。こうやって文句いってると、イラストに出てくるハイゼンベルクやアインシュタインやファインマンの似顔絵が全然似てないことに対してまで腹が立ってくるんだから、不思議なもんだ。なんかAmazonでレビューでは結構評価が高いけど。ワシは認めんぞ。
やっぱり難解なんだよ、「超ひも理論」ってのは。こんな新書の1冊ぐらいで雰囲気を掴んでみよう、ていうところに無理があるのさ。