前からちょっと気になっていたところに、先日とあるところでアーレントについて話を聞いたので、ついに「今こそアーレントを読み直す」に手を出してみた。
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/19
- メディア: 新書
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面白いですな。アーレントが言ってないことまで想像で補完して書いているから、そういう意味では単にアーレントの思想の解説、というのとはちょっと違うのかもしれないけど。
色んなところでまことしやかに語られる、あるいは叫ばれる話っていうのは、シンプルでわかりやすいかたちに(都合良く)まとめられている。そういう話は、ちょっと疑ってかかった方が良いよ、ということであると理解した。こんな風に簡単にまとめてしまって良いものかどうかは知らんが。
ひょっとしてフーコーと同じようなことが言いたいのだろうか?一般に「そーいうものである」と考えられていることは、実は歴史を辿ってみると別に「そーいうものである」根拠などない。だからまずはその辺を疑ってみたほうが良い。とフーコーは言っているとわたくしは思うのだ。つまり、「頭は生きてるうちに使え」とそういうことだろう。…違うかな。