昨日、米GM社の破綻が報じられていた。この件に限らず、いわゆる未曾有の経済危機というやつで、そりゃもう世界中でエラいことになっている。らしい。
さて、我々は何が何でも経済成長ありき、それがすべての前提であって、経済成長なくして人類の未来はない、てなふうに思っているけど、本当にそうなのか?と問いかけているのが、「経済成長という病」なる本だ。
- 作者: 平川克美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: 新書
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読み方によっては、「だから何やねん」という内容だが、一方ではものすごく大切なことが色々と書かれていると思うのだなこの本は。まあ確かに、「こんな時代だからこうしましょう」的な具体的な話があるわけじゃない。だけど、そんなの当たり前ちゃうのん、てな感じの色々なことに対して、いやちょっと待て、ちゃんと自分の頭を使ってしっかり考えてみようぜ、と言っているのだ、多分。
で、それは、日頃新聞やニュースを見聞きして、なんとなくしっくり来ないなあ、と感じているところに妙に響くものがあると思うのだ。どうもうまく言えないけどね。