梅田のブックファーストで平積みになっていた『大阪「駅名」の謎』、なんとなく面白そうなので読んでみた。
大阪「駅名」の謎-日本のルーツが見えてくる (祥伝社黄金文庫)
- 作者: 谷川彰英
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2009/04/13
- メディア: 文庫
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面白い本だ。何が面白いって、わたくしのような凡人からすると多くは「へぇ〜」というより「ふーん」というネタでも、著者はちょっと鼻息が荒かったりする。別にバカにする気は毛頭ない。ちょっと微笑ましく思えただけだ。
堺が摂津の国と和泉の国の「さかい」だとは知らなんだ。あの「大小路」が境界線だったのな。さらに、三国ヶ丘は、三つの国、すなわち前記の摂津、和泉に加え河内の国が交わるところだと。なるほど堺っていうのは歴史があるな。
それにしても、いくつかのネタは「花鳥風月の科学」、「うわさの神仏」、そして「米朝ばなし」とかぶっている。というのはなかなかに味わい深い事実ではないかと思う。