やっと十二国記の新作『白銀の墟 玄の月』に着手した。とりあえず第1巻。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/10/12
- メディア: 文庫
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いやまあ新作が出たのだから良いとしましょう。泰麒も、よくぞご無事でお帰りになりました、とみんなに歓迎されていることだし。
それにしても、国王驍宗が失踪した経緯というのは、ずいぶんと不明瞭なところがある。この新作の第1巻では、その一部が明かされる。とはいっても、驍宗の麾下の将軍たちの証言をつなぎ合わせておぼろげに見えてきた、というぐらいで、肝心なところは謎のまま。将軍たちの生き残りで、その謎解きをああでもないこうでもないとひねくり回す一方で、泰麒は謀反の張本人である阿選にどう対処していくのか、と思ったらずいぶんと大胆な行動に出る。
という感じで、はっきりとした驍宗の出番は無い(無かったよな?)ままに第1巻は終了。このまま勢いに乗って2巻へ参りましょう。