十二国記『白銀の墟 玄の月』、第三巻。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2019/11/09
- メディア: 文庫
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それにしても泰麒、ほんとにキャラが変わって、ずいぶんと性格悪くなった。ちょっと景麒に似てきたな。いやもう超えてるかも。麒麟には無理。とされていることさえも、気合と根性でなんとかするし。すごいな泰麒。
そして終盤では、第一巻からちょこちょこ現れて、何だそりゃ?と思っていた伏線が見事に回収され、一気にクライマックスへ。いやあ見事なもんですな。
ちょっと『レヴェナント:蘇りし者』を連想させる展開。
王宮内で阿選がやっていたこと、驍宗の失踪の経緯、など多くの謎の真相もだんだんと解き明かされ始め、このまま第四巻になだれ込むってなわけですな。