野生のペタシ (Le pédant sauvage)

Formerly known as 「崩壊する新建築」@はてなダイアリー

ひるめしのもんだい

本日より、「西日本で唯一の組込み専門技術展」Embedded Technology West 2009がインテックス大阪にて開催される。
初日(つっても2日間しかないんだけど)の今日、コミュニティセッション2件をハシゴし、展示を見て回った。昨年より会場をマイドームおおさかからインテックスに移しており、その割には出展社の規模がショボいのに少々ずっこけたりしたものだ。今年はまあ、パシフィコ横浜の本家Embedded Technologyに比べれば相変わらずショボさは否めないものの、それでも昨年よりは多少規模が大きくなったような気がするし、豚インフルエンザ騒ぎの後ということも考慮すれば、割と盛況なのではないかと思われる。入り口のところでサーモグラフィで入場者をチェックし、また希望者にはマスクを配布したりしていたが、マスク着用者なんて、本当に数えるほどしかいなかった。まさに「喉元過ぎれば熱さ忘れる」というやつだ。
コミュニティセッションの一つ目は、「XPJUG関西の品質向上へのアプローチ〜 xUnitの組込みソフト開発への適用〜」XPJUG関西の土屋さんによる講演。XP、そしてアジャイルとは?という軽い紹介から始まって、組込み開発者のテストおよびデバッグにおける悩みについて分析。そしていよいよxUnitを実際の組込みソフトウェア開発プロジェクトでどう活用していくのか、という話だ。土屋さんは初期のころからアジャイル開発を導入されているので、話の内容も現場レベルの具体的、かつ実戦的なものだ。特に、テクニカルな話だけでなく、いわゆる人間系の問題にかかわる部分のコツみたいなものもあって参考になる。
二つ目は、「TEF関西勉強会 てふかん in ETW2009」。前半が「テスト計画してまっか?エアテスト計画(笑)議事録」というタイトルで、これがあまりにふざけているので、つい登録してしまったセッションだ。エアテスト(笑)というのは、架空の製品のとある機能について、それをどうテストしていくのか、ということを妄想全開にして議論する、というもの。アホみたいに思えるかもしれないが、なかなかどうして奥が深い。
そして後半が「TestLinkアジャイルにテストする」というお題。恥ずかしながらわたくしはTestLinkというツールがあるとは知らなかった。テストをどのように管理するか、というような話で、んなもんRedmineでええんと違うの?と思っていたが、Redmineはあくまでバグ管理システムであり、実はテストの進捗管理に使うにはしんどい部分がある。だからTestLinkと組み合わせてバグ管理システムという本来の機能で活用すると最強ということらしい。かなりコアな話題だ。隣に座っていたおネエちゃんは気を失っていた。
それにしても、冷房が死ぬほど効いていたのには参った。豚インフルエンザが沈静化しつつあるこの時期に風邪なんか引いたらエライことになるだろうが。あと、時間割をもう少し考慮してはもらえないものだろうか。最初のセッションが終わるのが12:00。次のセッションの開始が12:30。昼メシ喰う時間があらへんがな。朝のうちにコンビニで買っておいたおにぎり1個を食べて終わり。夕方には腹が減ってたまらんかった。