この前の「聞かせてよ」からあまり日が経っていないが、「困ります、ファインマンさん」を読んだ。
- 作者: R.P.ファインマン,Richard P. Feynman,大貫昌子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2001/01/16
- メディア: 文庫
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実は「聞かせてよ」と結構かぶる部分があるのだが、まあそれは良いとする。圧巻はやはり後半の「ファインマンさん、ワシントンへ行く」だろう。チャレンジャー号爆発の事故調査委員会メンバとして、「大活躍」した経緯が語られる。前半部分のエッセイのタイトルにもある通り、やはりこの人は「人がどう思おうとかまわない!」のだ。並外れた頭脳を持っているのは間違い無いが、加えてとてつもなく知的に誠実なのだ。それにしても、アメリカでもやっぱりお役所はお役所仕事をするのだと思うと、なんかちょっと面白い。