勢いに乗って、「三国志〈12の巻〉霹靂の星」まで読んでしまった。
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2002/05
- メディア: 文庫
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魏も曹操から数えて三代目、曹叡まで代替わりすると、だいぶ劣化してきた、という感じはするな。その中でやはり司馬懿がかなり存在感を増してきた。曹丕にも増して陰湿で変態、というのがまたすごい。
一方で蜀はもう、最初のころからずっと残っているのは趙雲だけ、となり、その趙雲もついに… 前巻の最後に孔明と二人で、「みんないなくなってしまったなあ」としみじみ言っていたが。本巻での死に方、ちょっとカッコつけ過ぎじゃないの。
それはあんまりだ。ずっこいぞ。
それにしても馬謖って本当におバカ。孔明センセイの作戦が台無しじゃない。その前の陳礼といい、本当にもう、肝心なところでスカタンばっかり! …いや、ひょっとして、孔明って実はあんまり大したことない?というかあまりにスゴい作戦ばっかり立てるから、フツーの人間がついて行けないってことじゃないの?それをあんまり考慮してないっていうのはいかがなものか。
最後の一巻は、夏休みに取っておこう。