「数学的にありえない」っていうタイトルになんとなく惹かれて読んでみたのだが、これまためっぽう面白い。
- 作者: アダムファウアー,Adam Fawer,矢口誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/04
- メディア: 文庫
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ギャンブルで借金を背負った癲癇持ちのもと大学講師と統合失調症の双子の兄、もとKGBでソ連崩壊後はCIAで働く女スパイ、ヤバそうな人体実験をしながら怪しげな研究をする大学教授、などなどの独立したストーリーがパラレルに進んでいき、それらがだんだんとひとつの物語に収束していく、という仕立てで、なんといっても次の展開がまったく読めないジェットコースター感覚が、どっかにありそうな話と言えばそうなのかも知れないけど、面白いんだから良いじゃないの。